「リノベーションで部屋を“バリ風”に改造」インテリアコーディネイトのポイント

バリ風の部屋2

ナチュラルなインテリアがお好きな方から人気が高まっているのが「バリ風リゾート」テイストなお部屋です。

落ち着きがあり日本の住宅と相性がいいため、年齢や性別問わず注目されています。

しかし、実際にバリ風のお部屋にしたくても、どのようなポイントを押さえればいいかイメージが湧かない方も多いでしょう。

そこで、今回はリノベーションでお部屋を「バリ風」に改造する際のポイントを紹介します。

床・壁・家具など、部位別にポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

このコラムで分かること

● 「バリ風」インテリアは、ナチュラルながらもリゾート感漂うラグジュアリーなデザインです。

● 細部にまでこだわり統一感を重視することで、スタイリッシュで唯一無二のお部屋に仕上がります。

●najam(ナジャム)では、アジアンリゾートデザインに特化し、リノベーションの設計施工・家具選び・アフターメンテナンスまでトータルでお客様をサポートしております。




バリ風インテリアの特徴と部位別のポイント

アジアンテイストな部屋の魅力

インテリアにおいて、“バリ風”デザインの特徴は4つあります。

  • 自然素材をふんだんに取り入れたナチュラル感
  • アジアンテイストとヨーロピアンテイストが融合したオリエンタルで上品な雰囲気
  • 日本の気候や住宅様式にも取り入れやすい機能性とデザイン性
  • 汚れ・キズが目立ちにくい実用性


〈関連コラム〉

【アジアンテイストな部屋】コーディネイト10のコツを部位別に解説



これらを踏まえて、部位別のポイントを見てみましょう。


開口部・間仕切り(窓・ドア)

賃貸のお部屋ですと窓の位置を変えることはできませんが、そうでなければぜひリノベーションで開口部や間仕切りも一新してみましょう。

バリ風インテリアの重要なポイントは、「開放感」です。

ダークブラウンの木目を用いるため、窓が小さい部屋ですと圧迫感が増してしまうので気をつけましょう。

風通しがいい印象になるように、2面以上窓を配置したり、ドアをガラス入りのものにするのがおすすめです。

最近は、空間を間仕切るために格子を取り入れるのもトレンドとなっています。

(引用:DAIKEN|hapia格子間仕切




バリ風インテリアと相性の良い床材に共通しているのが、自然素材を彷彿させるという点です。

ナチュラルで色ムラのあるものがおすすめです。

  • 濃淡のある木質フローリング材
  • 網代(あじろ)・籐(とう)素材
  • バンブー素材
  • 石目タイル


ただし、木質フローリング材を除いたその他の床材はコストが高くなり、メンテナンスや日々の掃除が大変な点は否めません。

そこでおすすめなのが、「フロアタイル」。

ポリ塩化ビニル(PVC)が主原料の内装用タイル材です。

厚みが薄く、接着剤で既存床の上からも貼れる上に、キズが付きづらく色柄やテクスチャーが豊富なので、籐やバンブー、石目もかなりリアルに再現できます。

ストーン調フロアタイル
(引用:サンゲツ・フロアタイルIS-1002-B+IS-1003F



ラグ・敷き畳

既存床をそのまま活かしたい方は、アジアンな雰囲気を演出するためにラグを敷いてみましょう。

毛足が短く硬いタイプや、籐を編んだタイプがおすすめです。

床に直接座ったり、寝転んでくつろぎたい方は、ぜひ「敷き畳」を取り入れてください。

敷き畳とは、和室の畳よりも薄く、フローリングなどの上にそのまま敷くタイプを指します。

自然素材である畳は、涼しげな印象をプラスできますし、バリ風インテリアとも相性抜群です。

ただし、通常の「ヘリ付き・一畳サイズ」を選ぶとどうしても和風になってしまうため、モダンな「ヘリなし・半畳サイズ」がおすすめです。

アジアンな印象のヘリなし半畳畳
(バリ風インテリアと相性の良い「ヘリなし・半畳サイズ」の畳)



壁・天井

壁は塗装・壁紙どちらでも馴染みますが、原色や明るすぎるホワイトは避けましょう。

オフホワイトなどのナチュラルカラーがおすすめです。

艶のないマットな仕上がりになるものを選んでください。

最近のトレンドである「アクセントウォール」を取り入れても良いでしょう。

部分的に織物調のクロス仕上げや、板張り仕上げにすると、一気にスタイリッシュな印象になります。

アジアンテイストと合う織物調のクロス
(引用:リリカラLV-1212



天井も壁と同様に、艶を抑えたマットなオフホワイト系がおすすめですが、壁をシンプルにまとめた場合は、天井にアクセントを持ってくる手法も人気です。

板張りや木目調クロスで仕上げると、高級感がプラスされます。


家具


バリ風インテリアを極めたい方は家具選びにもこだわりましょう。

ダークな木目や籐(ラタン)が使われているものがおすすめです。

できるだけ金属やプラスチックパーツが見えないものを選ぶと、ナチュラルで洗練された印象に。

視線が低くなるローソファやローテーブルをメインに置くと、優雅でゆったりとした雰囲気にまとまります。


照明器具

床・壁・天井がシンプルになりがちなバリ風インテリア。

そのため、照明器具で個性を表現しましょう。

お部屋の主役にもなる大ぶりなペンダントライトや、スタンドライトが一台あるだけで、一気に華やかになります。

リゾート感を強調したい方には、「シーリングファンライト」がおすすめです。

寝室など落ち着いた明かりにしたい場合は、間接照明を照明計画の中心にしても良いでしょう。

ただし、光が線状に伸びるライン照明は、洋風でシンプルモダンな印象になりがちなので気をつけてください。

ポイント

アジアンな雰囲気を演出するためには、光の色(色温度)も大切です。

温かみのある電球色(2600〜3250K)や温白色(3250〜3800K)を選ぶと、落ち着きある光が広がります。


(引用:Panasonic|LED照明設計のポイント




カーテン・ブラインド

カーテンの場合は、リネン生地など薄手で遮光性の低いタイプがおすすめです。

太陽の光を室内まで通し、風で軽やかに揺れるイメージのカーテンを選ぶと良いでしょう。

色は、壁と同様にナチュラルカラーを選ぶと、アジアン雑貨を飾ってもうまく調和します。

柄物や有彩色のカーテンを選ぶ際は、部屋をあまり飾り付けないようにする点がポイント。

派手なカーテンをかけると、どうしてもお部屋が雑然とした印象になりがちです。

しっかりと遮光したい方は、木製ブラインドを設置しましょう。

ただし、ブラインドをつける際は、横型を選んでください。

縦型ブラインド(バーチカルブラインド)にすると、どうしても洋風でシャープな印象になってしまいます。


空調機器

快適に過ごすために欠かせない空調機器ですが、一般的な壁掛けエアコンを取り付けると、ナチュラルなバリ風インテリアの邪魔をしてしまうかもしれません。

できるだけその存在が視界に入りにくい「埋め込み型・天井カセットエアコン」がおすすめです。

インテリアの邪魔をしない天井カセットエアコン
(引用:DAIKIN|天井埋込カセット形 シングルフロー 設置事例


夏に送風で涼をとりたい方は、壁付けのサーキュレーター(扇風機)をつけると、アジアンリゾート感が増します。



観葉植物

観葉植物

観葉植物は、バリ風インテリアに欠かせないアイテムと言っても過言ではありません。

部屋の複数箇所にバランスよく配置すると、おしゃれな印象になります。

ただし、植物によっては洋風・和風な雰囲気になってしまいますので、注意してください。

シェフレラやパキラなど、大ぶりで光沢のある葉を持つ植物がおすすめです。


ポイント

観葉植物をレイアウトする際には、大小・高低異なる種類の物を部屋の対角線上に配置すると、バランスよく奥行き感のある印象に仕上がります。




“バリ風”に仕上げるコツはカラーコーディネイト

バリ風インテリアのベースは、「ブラウン(木目)+ホワイト」の組み合わせです。

ブラウンの濃淡や素材の違いによって、カラーコーディネイトをすると失敗しません。

有彩色を差し色として取り入れたい場合は、少しくすんだ「アースカラー」から選ぶと、まとまりあるインテリアに仕上がります。

ポイント

アースカラーとは、「自然界に存在する色」を指します。

ホワイト・グレー・ブラウン・ブラック・ベージュなどの地味な色だけではなく、カーキやスカイブルー、チャコール、パープルなど、色鮮やかなものもあります。


注意しなくてはいけないのが、バリ風インテリアと相性の悪い色を使わないことです。

ペールカラーやライトカラーなどの明度が高い色、ビビットカラーなど彩度が高くはっきりとした色は、アジアンテイストと馴染まないため、できるだけ使わないように徹底してください。

(引用:武蔵野美術大学|色調




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