自宅マンションで開業するサロン内装|おしゃれな部屋づくり、プライベートスペースとサロンの上手な仕切り方

自宅マンションで開業するサロン内装|埼玉のリノベーション事例

自宅マンションでサロンを開業したいと考えている方にとって、サロン内装をどのようにするかはとても重要なポイントになります。

サロン内装は、サロンの雰囲気や集客などに大きな影響を与えるからです。

そこで今回は、数多くのインテリアコーディネートを手掛け、リノベーションのプロである埼玉県の工務店「najam(ナジャム)」が、以下の項目をわかりやすく解説します。

このコラムで分かること
●自宅マンションでサロンを開業するにあたって、おしゃれな部屋づくりのポイントがわかります
●プライベートスペースとサロンの上手な仕切り方がわかります
●自宅マンションでサロンを開業する際のメリット・デメリットや注意点がわかります
●自宅マンションでサロンを開業する際のデメリットの解消法がわかります
●内装リフォームの費用相場と費用を抑える方法がわかります

 

ご自宅での「理想通りのサロン開業」「安心して過ごせるプライベートな空間の確保」両方がスムーズに実現するよう、ぜひ最後までごらんください。

 

自宅マンションで開業するサロン内装|おしゃれな部屋づくり5つのポイント

自宅マンションで開業するサロン内装|埼玉のリノベーション事例

自宅マンションでサロンを開業する場合、すでにお住まいのマンションであれば、全体的に生活感のある空間になっているのが一般的です。

来店するお客様は非日常の体験を求めているので、以下の5つのポイントを意識してサロンの内装をデザインするのが大切です。

  • デザインコンセプトを決める
  • 工夫して収納スペースを確保
  • 配色比率を意識
  • 部屋が広く見える工夫をする
  • インテリアコーディネーターに依頼するのもおすすめ

それぞれわかりやすく解説します。

デザインコンセプトを決める

デザインコンセプトを決めると、内装リフォームの際にも、サロンに飾る装飾品選びの際にも、デザインのテイストがブレにくくなります。

その結果、おしゃれで上質な空間づくりをしやすくなりますよ♪

自宅マンションでサロンを開業する際に、よく選ばれるデザインコンセンプトの例は以下のとおりです。

  • アジアンリゾート
  • カジュアル
  • フェミニン
  • ナチュラル
  • シンプル
  • エレガント など

自宅マンションでサロンを開業する場合、利用できるのは限られたスペースとなるのが一般的ですが、内装デザインを完成させる上で必要なインテリアは意外と多くあります

(例)

  • カーテン
  • カーペット
  • ベッド
  • テーブル・椅子
  • 照明器具 など

上記の中で、特に照明器具はサロンの明るさや雰囲気を左右するため、ご自身が決めたデザインコンセプトに沿って選びましょう。

また、インテリアではありませんが、香り・音楽などもサロンの雰囲気を決める重要な要素です。

演出したいサロン空間の雰囲気を明確にイメージして好みのデザインコンセプトを決め、ブレずに内装デザインのプランを組み立てていただけると幸いです。

工夫して収納スペースを確保

サロンでの施術にあたって、さまざまな道具・アイテムが必要ですよね。

そんな道具・アイテムの中には、隠して収納したいものが意外と多いため、収納スペースを確保することが大切です。

例えば以下のような工夫で、限られたスペースの中でも収納スペースを確保しましょう

  • 収納付き家具を使用する(ベッド、ソファ、椅子、テーブルなど)
  • デッドスペース(有効に活用できないスペース)にウォールシェルフ(壁に取り付ける棚)などを取り付けて、収納スペースにする
  • 回転式の収納家具(本棚、ラックなど)を利用する
  • キャスター付きすき間収納を利用する
  • 有孔ボードによる壁面収納を設ける
  • サロン以外の場所にウォークインクローゼットを作る
  • 造作棚を作る
  • セミオープンの壁を作って、お客様には見えない収納を作る

また収納スペースを設ける際には、収納家具などのデザインもサロンのデザインコンセプトに沿って選んでください。

 

自宅マンションでサロンを開業する際に役立つ収納術を、こちらの記事で確認できます。

▷関連コラム 狭いサロンの内装をおしゃれなデザインにする方法|自宅サロンは5畳~6畳で開業可能。収納の工夫など解説

配色比率を意識

配色比率とは、空間デザインなどに使う色のバランスの良い比率のことです

デザインのベースとなる3色を決めて以下の比率で配分すると、誰でも簡単におしゃれなデザインを組み立てられます。

  • ベースカラー 70%:サロン内装では、主に床・壁のような面積が大きい箇所に使う色
  • メインカラー 25%:サロン内装では、主にソファ・ベッドなどの大型家具に使う色
  • アクセントカラー 5%:サロン内装では、装飾雑貨などの比較的小さいものに使う色

また、色にはそれぞれ視覚に与える効果があります。

シンプルに好みの3色を組み合わせてもいいですが、色選びで迷う場合は「サロンの業態やコンセプト」「視覚効果」がマッチする色を選ぶ方法もありますよ♪

サロン内装でよく選ばれる代表的な色と視覚効果を表にまとめたので、参考にしていただけると幸いです。

視覚効果
ホワイト 清潔感・信頼感
ブラウン 安心感、緊張緩和
ブルー 神秘的、鎮静効果
グリーン 落ち着き、安らぎ
ピンク 優しさ、明るさ
グレー 落ち着き、高級感

 

部屋が広く見える工夫をする

サロンに訪れたお客様にリラックスしてゆったりとした時間を過ごしていただくために、以下のような工夫で広さ・開放感を演出すると、自宅マンションの一室が上質な空間となります

  • 壁や床に、あえて余白を設ける
  • ロータイプの家具を使用することで、圧迫感を排除する
  • 膨張色(ホワイト・ピンクなど空間が広く見える色)を内装に採用する
  • 後退色(ブルーグリーンなど奥行きを感じる色)を内装に採用する
  • 間接照明を天井・床などに向けて設置する など

 

限られたスペースが広く見える工夫を、こちらの記事さらに詳しく確認できます。

▷関連コラム 自宅サロンは3畳~4畳でも開業できるか|内装デザインのポイント、施術以外に必要なスペースなど解説

インテリアコーディネーターに依頼するのもおすすめ

自宅マンションの一室でサロンを開業する場合は「生活感を隠す」など多岐に渡る配慮が必要なため、ご自身で内装をプランニングするのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

その場合は、リフォーム会社・家具店などに在籍しているインテリアコーディネーターにデザインを依頼することもできます

 

紹介した5つのポイントを丁寧に検討することで、改めてご自身がイメージするサロンのデザインに対する希望を明確化できます。

ぜひ参考にしてください。

 

埼玉県の「najam(ナジャム)」はリフォームプランを組み立てるにあたって、無料でインテリアコーディネートをご依頼いただける工務店です。

お問い合わせ

najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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サロンとプライベートスペースの上手な仕切り方

自宅マンションで開業するサロン内装|埼玉のリノベーション事例

自宅マンションでのサロン開業に役立つおしゃれな内装デザインのポイントを確認したので、次に「サロンとプライベートスペースをどう仕切るか」という点についても、考えておきましょう。

サロンとプライベートスペースに仕切りを設けることは、サロンオーナーの防犯対策としても重要な取り組みですよね

サロンとプライベートスペースを仕切る方法は、意外とたくさんあります。

(例)

  • ロールスクリーン(ロールカーテン)
  • パーテーション
  • 間仕切り収納
  • 壁を増設(空間を完全に仕切らない「セミオープンの壁」を設けることも可能) など

また、仕切りを考える際には「お客様同士が鉢合わせしない動線」「サロン内の音が隣室に漏れない工夫」なども、併せて考慮しましょう

自宅マンションでのサロン開業メリット・デメリット|デメリット解消法・注意点も解説

自宅マンションで開業するサロン内装|メリット・デメリット

ここで、「自宅マンションでのサロン開業は最適な選択肢なのか」という迷いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自宅マンションでのサロン開業にはメリット・デメリットがあるので、メリットをいかし、デメリットを解消して開業できるかどうかを、改めて検討していただけると幸いです。

メリット

自宅マンションの一室でサロンを開業する主なメリットは、以下のとおりです。

メリット
・改めて店舗物件を借りる場合と比較して、初期費用を抑えられる(物件の契約費用、家賃などが必要ない)
・ご自身のこだわりを取り入れた内装を実現できる
・マンションは立地が良いケースが多く、集客に役立つ
・自宅内でご自身の都合に合わせて施術アイテムの管理、お金の管理などをできる
・ご自身の都合に合わせて営業時間を決められる など

 

自宅マンションでサロンを開業する場合は、上記のメリットをいかして、費用を抑えながら働く環境をご自身で自由に決められます

デメリット、デメリット解消法

自宅マンションの一室でサロンを開業する場合、メリットだけでなくデメリットもあります。

デメリット
・賃貸マンション・分譲マンションどちらも、店舗として利用できないおそれがある
・内装変更・間取り変更に制限がある(マンション規約の確認が必要)
・プライベートな空間が、少なからずお客様の目に触れる
・駐車場の確保が難しい場合は、集客に影響する可能性がある など

 

ただし、上記の中で自宅内で発生するデメリットに関しては、小規模店舗などのリフォーム実績が豊富な施工業者に内装リフォームを依頼することで解消可能です

当初のイメージどおりに内装リフォームができない場合でも、自宅マンションの状況とご希望をかけ合わせたアイデアを生み出せる可能性があるため、まずは気になる施工業者に相談をしてみましょう。

自宅マンションでのサロン開業注意点|特に賃貸での開業は注意!

マンションは共同住宅なので、自宅マンションでサロンを開業する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 事業利用可能かについて、契約内容・管理規約を確認
  • お客様が出入りすることによって、マンションにお住まいの方に迷惑がかかることのないよう配慮
  • お客様が車で来店する場合の駐車場確保

特に自宅マンションが賃貸物件の場合は、はじめに契約書で「事業使用可能か」を確認しましょう

事業使用ができない契約であれば、所有者と交渉して「事業使用の許可」「内装変更の許可」などを得る必要があります。

所有者の許可なく「事業使用」「内装リフォーム」などをすると即時契約解除などのトラブルが発生するおそれがあるため、ご注意ください。

普通のマンションをおしゃれなサロンにリフォームする費用|内装リフォームの費用相場

自宅マンションで開業するサロン内装|リフォーム費用

最後に、自宅マンションの一室をサロンにリフォームする費用の目安を紹介します。

内装リフォームの費用相場

普通のマンションの一室をサロン開業のためにリフォームする費用の相場は、【10万円~40万円/坪前後】です。

例えば、6畳の部屋の内装をサロン開業のためにリフォームする費用の相場は30万円~120万円が目安で、内訳は以下のとおりです。

  • 既存の部屋の内装を解体
  • クロス張り替え(壁・天井)
  • フローリング張り替え
  • 建具(窓、ドア、ふすまなど)
  • 収納造作 など

ただし、上記で紹介した費用相場は、既存の部屋の状況・施工面積・使用建材などによって変動します。

詳しくは、リフォームを依頼する施工業者に確認しましょう

 

埼玉でサロン開業を検討中の方は、「najam(ナジャム)」にお問い合わせください。

ご希望と自宅マンションの状況を丁寧に確認したうえで、最適なプランを提案いたします。

お問い合わせ

najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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内装リフォームの費用を抑える方法

自宅マンションの一室でサロンを開業するにあたって、なるべく費用を抑えたいとお考えの方もいらっしゃると思います。

その場合には、以下のような方法で費用を抑えられます。

  • 予算を明確に決めて、内装リフォームの施工業者に伝える
  • 2~3社に見積もり作成を依頼し、費用やサービス内容を比較して施工業者を決める
  • 新規開業者を支援する補助金制度の利用を検討
  • 通常のリフォームに活用できる補助金制度の利用を検討
  • 設備・什器は中古品の使用も検討
  • 可能であれば、DIYにチャレンジする

上記の中で「予算を明確に決める」という点については、内装リフォーム以外の費用も含めて検討する必要がありますよね。

サロンの業態によっては関連法令に従って設備・什器を整える必要があるため、前もって関連法令についても把握しておくのがおすすめです。

まとめ

今回は自宅マンションでサロンを開業するにあたって、「おしゃれな内装デザインのプランニング」「プライベートスペースとサロンの上手な仕切り方」などを解説しました。

自宅マンションでサロンの開業をお考えの方は、この記事を参考にしてスムーズに開業準備を進めていただけると幸いです。