マイホームの後悔や失敗が辛い…「リフォーム」で解決できる場合も！

憧れて購入したマイホームも、「こんなはずじゃなかった」と後悔する人は少なくありません。

とくに20代等で若いうちに購入した場合は、生活スタイルの変化や資金計画の甘さから後悔につながることもあります。

本記事では、マイホームでよくある失敗例や後悔の原因を紹介しつつ、リフォームという選択肢で暮らしを立て直す方法についてご紹介します。

埼玉で多くのリノベーションを手掛けた工務店「najam（ナジャム）」が、以下の項目を分かりやすく解説します。

 

この記事を読むとマイホームで後悔しやすいポイントや解決策等についてわかりますので、ぜひ最後までごらんください。

マイホームで後悔して辛い…｜「20代」の失敗例も意外に多い！

憧れのマイホームを手に入れたはずなのに、「間取りが使いにくい」「収納が足りない」といった後悔が生じるケースは意外にあります。

とくに、初めて新築を購入する20代の若い世代にも目立ちます。

しかし内容によっては、リフォームで暮らしやすさを取り戻すことも可能です。

まずは後悔の内容について整理して、理想の住まいへの改善を検討してみるのがおすすめです。

マイホームでよくある後悔・失敗①お金

ここではマイホームの「お金」でよくある後悔や失敗について解説します。

住宅ローンが払えず売りたい

購入当初は無理のない返済計画だと思っていても、転職・出産・物価上昇などで家計が圧迫されてローンの返済が苦しくなるケースは少なくありません。

最終的に、マイホームを手放す決断に至ることもあります。

維持費・固定資産税等が高い

住宅購入後は、ローン以外にも固定資産税・火災保険・修繕費など、継続的にかかるコストがあります。

とくに築年数が経過すると修繕の頻度も上がり、出費がかさむ傾向が見られます。

維持費も含めたトータルコストの把握が、後悔しない家づくりの鍵です。

マイホームでよくある後悔・失敗②立地

ここではマイホームの「立地」でよくある後悔や失敗について解説します。

通勤・通学時間が長くて辛い

新築購入時は「多少遠くても大丈夫」と思っていても、毎日の通勤・通学の負担は想像以上に大きいものです。

具体的にはお子さまの送迎の手間や、電車通勤の混雑等が続くとストレスになってしまいます。

時間的・体力的な負担が積み重なると、「立地を妥協しなければよかった」と後悔するケースが少なくありません。

周辺環境が良くない

昼間に見学したときは静かでも、夜になると騒音が気になったり、治安に不安を感じたりする場合があります。

たとえば近隣に工場、飲食店などがあると、ゴミやにおい、騒音などのトラブルにもつながりやすく、住んでから「周辺環境が想像と違った」といった後悔が生じます。

近隣トラブルで引っ越したい

ご近所との相性やマナー問題など、実際に住んでみなければわからない近隣トラブルは意外に多く見られます。

騒音や違法駐車、価値観の違いによるストレスが積み重ると、鬱等の深刻な症状が発生することもあります。

日当たり・風通しが良くない

建物の方角や隣家との距離によっては、日当たりや風通しの悪さに悩むケースもあります。

とくに冬場は室内が寒くなりやすく、湿気やカビの原因になることも。

見学時の天気や時間帯だけでは判断しにくいため、周辺環境や季節による変化を考慮することが重要です。

マイホームでよくある後悔・失敗③間取り・設備

ここではマイホームの「間取り・設備」でよくある後悔や失敗について解説します。

生活動線が不便

「生活動線」とは、家事や日々の生活で通る住宅内の経路のことを指します。

具体的にはキッチンから洗濯機、玄関から収納といった動線がスムーズな方が、生活が快適になります。

しかし生活動線の不便さは住んで初めて気づくことも多く、動線が悪いと家事効率も悪化してしまうのがデメリットです。

そのため間取りの見た目や広さだけでなく、実際の動きやすさを考えて設計することが後悔を防ぐポイントです。

家族が増えて狭くなった

購入当時はちょうど良く感じても、お子さまが増えたり成長したりすると部屋数や収納が不足し、手狭に感じるケースが多く見られます。

そのため将来のライフプランを見据えた間取りの柔軟性や、後からリフォームで対応できる設計を意識することが大切です。

介護が必要になった

親世代との同居や将来的な介護が必要になった際、段差や狭い廊下・トイレが大きな障害になることもあります。

とくにバリアフリーを想定していない家では、対応が難しくなり後悔につながります。

すぐにはトラブルが生じていなくても、先を見越してリフォームしておくのもおすすめです。

ハイグレードな設備にすればよかった

新築時に予算を抑えるために設備を最低限にした結果、使い勝手に不満が出ることもあります。

たとえばキッチンや浴室、断熱性などは毎日使うものだからこそ、快適さを重視すればよかったという声が多く聞かれます。

導入後の満足度を考慮して、慎重に選ぶことが重要です。

生活音対策をしていなかった

お子さまやペットの足音や水まわりの音など、住んでみて初めて気になる生活音も多くあります。

とくに二世帯住宅や狭小住宅では、防音対策がされていないとトラブルや不満の原因になってしまうため注意しましょう。

床材や壁の遮音性など、静かな暮らしのための工夫を事前に検討することが大切です。

照明が暗い

とくにキッチンや洗面所などの作業スペースでは、照明の明るさが暮らしの快適性を左右します。

たとえばデザインを重視して間接照明にした結果、実際には暗くて不便だったというケースも少なくありません。

見た目だけでなく、実用性を考えた照明計画にすることが必要です。

マイホームの後悔を解消する方法

マイホームの後悔を解消するには、主に下記の方法があります。

ご自宅の状況や予算に応じて、適した解決策を講じてみてください。

不満点に慣れるのを待つ

住み始めたばかりの頃は、些細な違和感や使いにくさが気になりやすいものです。

しかし時間が経つにつれて生活に慣れ、不満点が薄れるケースもあります。

すぐに大きな決断をせずまずは一定期間暮らしてみて、本当に改善が必要かを見極めることも一つの方法です。

住宅ローンを借り換える

ローンの負担が重い場合、金利の低いローンに借り換えることで毎月の支払いを軽減できる可能性があります。

手数料や手続きの手間はあるものの、総支払額が大きく変わることもあります。

利用を検討される場合には、金融機関等に相談してみてください。

売却する

どうしても後悔が消えない場合には、売却して新しい住まいへ移るのも一つの選択肢です。

住宅市場やローン残債などの条件にもよりますが、売却益や次の住まいの条件によっては、より満足のいく暮らしを実現できる可能性があります。

賃貸住宅に出す

マイホームに住み続けるのが難しい場合、手放さずに賃貸として活用する方法もあります。

家賃収入を得ることもでき、将来的に再び住む選択肢も残せます。

立ただし地や築年数によって貸し出しやすさが変わるため、事前の市場調査が重要です。

リフォームする

間取りや設備、内装などの不満点は、リフォームで解消できる場合が多くあります。

これにより家全体を建て替えるよりも費用を抑えながら、自分たちのライフスタイルに合った住まいへと変えることが可能です。

後悔を前向きに転換する手段として、非常に有効な選択肢です。

 

実際に㈳住宅リフォーム推進協議会のデータによると、リフォームを実施した方の5.6％は5年未満、14.4％は10年未満となっています。

また「20代でリフォームした方」の割合も全体の7.7％で、比較的若い世代のリフォームニーズが一定数あることが伺えます。

【参考】㈳住宅リフォーム推進協議会｜2024年度 住宅リフォーム消費者(検討者・実施者)実態調査報告書

 

マイホームを「リフォーム」するメリット

マイホームの後悔は、売却する前に「リフォーム」で解決できる方が予算面や心理的な負担を軽減できます。

思い切ってリフォームすれば毎日のストレスやお悩みから解放されることも多いため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか？

マイホームブルー（鬱）が治る場合も

理想と現実のギャップに悩み、マイホームブルー（鬱）に陥るケースも少なくありません。

しかしリフォームで住まいを自分仕様に変えることで気持ちが前向きになり、改善されるケースがあります。

「失敗だった」と感じていた家も、リフォームで愛着のある空間に生まれ変わらせましょう。

ライフスタイルに合った間取りが実現する

お子さまの成長や転職などによって、生活スタイルは変化していくものです。

しかしリフォームなら今の暮らしに合った間取りや収納を柔軟に設計でき、住み心地を大幅に改善できます。

家族の将来を見越した快適な住空間を手に入れられるのも、大きな魅力のひとつです。

家の資産価値が上がる

古くなった設備や内装をリフォームすることで家全体の印象が良くなり、将来的な売却時にも有利に働きます。

とくに水回りや外観、断熱性能の向上は資産価値アップにつながりやすく、投資効果も期待できます。

住宅ローン控除も利用可能

一定の条件を満たすリフォーム工事では、住宅ローン控除の対象になることがあります。

控除を利用すれば所得税の軽減が受けられ、費用負担を抑えることが可能です。

また補助金制度と併用できる場合もあるため、制度を活用した計画的なリフォームがおすすめです。

 

マイホームの後悔は「リフォーム」での解決がおすすめ！

マイホームの後悔は誰にでも起こり得るものですが、すぐに売却するのではなく「リフォーム」で解決できるケースも多くあります。

間取りや設備の改善はもちろん、マイホームブルーも軽減されることがあります。

今の住まいをもっと快適にするために、まずはリフォームという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。