6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|自宅、1人〜2人用の狭い事務所をおしゃれ&広く使うアイデア

6畳〜10畳の事務所レイアウト

6〜10畳の1人〜2人用事務所のレイアウト事例を紹介します。

事務所開設・自宅の一室を事務所にするにあたって、コストなどの関係で6〜10畳程度の広さを選ぶケースはよくあります。

限られたスペースであっても、日々の仕事スペースを窮屈で働きにくい空間にはしたくありませんよね。

この記事では数々の事務所リノベーションの実績がある埼玉の工務店『najam(ナジャム)』が以下の項目を紹介します。

このコラムで分かること
  • 6〜10畳の事務所のレイアウト事例(デスク配置のパターン)
  • 限られた空間を広く使うためのアイディア
  • 事務所をおしゃれに演出するためのコツ(インテリアや照明)
  • 働きやすい空間を整える方法
  • 6〜10畳の事務所のメリットやデメリット

 

限られたスペースでも、工夫次第で機能的でおしゃれな事務所が作れます。

この記事を、事務所の快適なレイアウトを検討する際の参考にしてください。

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例

6〜10畳の事務所は空間が限られているため、まずは事務所に欠かせないデスク(執務机)のレイアウトから考えると、全体のバランスをとりやすくなります

デスクのレイアウトには、以下のようなパターンがあります。

  • 対面型
  • 背面型
  • 並列型
  • クラスター型 (横長)
  • クラスター型 (縦長)
  • 卍型
  • リンク型

「6畳〜10畳の事務所」と一口に言っても、事務所の形状はさまざまです。

実際の事務所形状に適したレイアウトを検討していただけると幸いです。

対面型

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|対面型

対面型とは、デスクを向かい合わせに配置するレイアウト方法です

6畳〜10畳の事務所が長方形の場合、対話がしやすくコミュニケーションの活性化が期待できるため、対面式がおすすめです。

背面型

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|背面型

背面型とは、デスクを背中合わせに配置する方法です

椅子のスペースが共有になるため、6〜10畳の事務所を複数人で有効活用したい場合におすすめです。

並列型

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|並列型

並列型とは、デスクを学校の教室のように縦の同方向に配置する方法です

複数人が同じ方向を向くため、前方にあるもの(来客カウンターや大型ディスプレイなど)を共有する事務所に向いています。

クラスター型 (横長)

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|クラスター型 (横長)

クラスター型(横長)は2台のデスクを対角に配置し、反対方向を向いて座るレイアウト方法です

デスク同士が隣り合わないように交互に配置するため、ある程度プライバシーが確保できて、かつ左右前後の方とコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。

「左右対向式レイアウト」「スタッグ式レイアウト」とも呼ばれ、列の間にはパーテーションや収納家具を並べるのが一般的です。

クラスター型 (縦長)

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|クラスター型 (縦長)

クラスター型は、上記のように座る位置をアレンジして「縦型のレイアウト」にすることも可能です

クラスター型(縦型)のレイアウトは、限られた空間で複数人が働く場合でも適度な距離を保てるため、オンライン会議が多い事務所におすすめです。

卍型

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|卍型

卍型とは、4台のデスクを90度ずつ回転させて十字形に配置するレイアウト方法です

座っている方同士の視線が交差しないため、集中しやすい一方で横を向けば隣の方に話しかけやすいのが特徴です。

コールセンターやチーム作業など、コミュニケーションが多い事務所に向いています。

リンク型

6畳〜10畳の事務所レイアウト事例|リンク型

リンク型とは、デスクをリンク(つながり)状に配置する方法です

「ユニークな形のデスクを使える」「配置を自由に変えられる」といった点が特徴です。

レイアウトはデスクの形に影響されますが、上画像のように120度のブーメランデスクを組み合わせる方法もあります。

リンク型もお互いの視線が合いにくいため、集中を必要とする事務所におすすめです。

フリーアドレス型

上記のほかに、個人が特定のデスクを持たない「フリーアドレス型」でデスクを使う方法もあります

フリーアドレス型は人員の変化を気にせずデスクをレイアウトできることがメリットで、6畳〜10畳の空間を柔軟に使いたい場合にはおすすめです。

 

このように、事務所のレイアウトは作業効率などに影響します。

また、事務所には「気持ちよく働ける環境づくり」という視点も大切なので、次に「6畳〜10畳の事務所をおしゃれにレイアウトするアイデア」も紹介します

 

埼玉で6畳〜10畳の事務所を働きやすい環境にするためのリフォームを検討中の方は、「najam(ナジャム)」にお問い合わせください。

お問い合わせ

najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

WEBお問い合わせ
LINEでお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
アジアン家具・雑貨のオンラインストア

 

6畳〜10畳の事務所をおしゃれにレイアウトする方法|自宅事務所でもOK

6畳〜10畳の事務所をおしゃれにレイアウトする方法|自宅事務所でもOK

おしゃれな印象を受ける事務所の共通点は、整理整頓したうえでデザイン性にこだわっていることではないでしょうか。

そこでこの章では、「生活感を感じがちな自宅事務所※」「無機質になりがちな社長室」にも活用できる、6畳〜10畳の事務所をおしゃれにレイアウトする方法を紹介します。

  • 余白をつくり、通路にする|動線を意識
  • 照明で空間に開放感を演出
  • ゾーニングをしてデザインを変化させる
  • インテリアは、デザインテイストを統一

※「自宅事務所の生活感の隠し方」は、こちらの記事で確認できます。

▷関連コラム:自宅サロンはキッチンを隠す、玄関・トイレも整える|生活感のないおしゃれな内装を完成させる方法

余白をつくり、通路にする|動線を意識

おしゃれなデザインの事務所には、床や壁の空間に「余白」があります。

しかし、6畳〜10畳の事務所では余白を多く取ることが難しい場合もありますよね。

そこでおすすめなのが、「通路を兼ねた余白」です。

事務所内を移動しやすい動線【ドア→デスクまでの動線、デスク→トイレの動線など】をよく検討し、通路をつくって何も置かない余白としましょう

また6畳〜10畳の事務所では壁を収納スペースとして活用することがあると思いもますが、壁にも何も収納しない・飾らない余白を作ると、「余裕のある空間」というイメージを作りやすくなります

照明で空間に開放感を演出

明るい場所からは「広く・開放的な印象」を受けるため、おしゃれな事務所づくりの際には照明選びも重要です。

空間の使い方に合わせて照明を複数合わせることで、空間デザインのアクセントにもなります。

6畳〜10畳の事務所におすすめの照明は、以下のとおりです。

照明の種類 イメージ
【ブラケットライト】
壁に設置する間接照明
6畳〜10畳の事務所レイアウト|照明|ブラケットライト
【ダウンライト】
天井に埋め込む照明
6畳〜10畳の事務所レイアウト|照明|ダウンライト
【ペンダントライト】
天井から吊り下げる照明
6畳〜10畳の事務所レイアウト|ペンダントライト
【スポットライト】
1箇所を照らす照明
6畳〜10畳の事務所レイアウト|照明|スポットライト

 

ゾーニングをしてデザインを変化させる

「ゾーニング」とは、スペースを区分けすることです。

6畳〜10畳の事務所であっても、以下のスペースをゾーニングすることで、スッキリとしたレイアウトをつくりやすくなり、デザインに変化も生まれます。

  • 仕事ゾーン
  • 応接・休憩ゾーン
  • 荷物置き場などの収納ゾーン など

インテリアは、デザインテイストを統一

インテリアとは室内装飾(内装・家具・装飾品など)のことで、働きながら整えていくことを想定している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その場合は、はじめにデザインテイストを決めておくことで、ブレずにおしゃれなアイテムを選び、上質な空間づくりをしやすくなります

 

ここまで「6畳〜10畳の事務所をおしゃれにレイアウトする方法」を紹介してきましたが、レイアウトを検討する中で「空間面積が足りない」と感じる可能性がありますよね。

そこで次に、「6畳〜10畳の事務所を広く使う・見せるためのアイデア」も紹介します。

6畳〜10畳・1〜2人用の事務所を広く使うアイデア|働きやすい環境の整え方

6畳〜10畳・1〜2人用の事務所を広く使うアイデア|働きやすい環境の整え方

6畳〜10畳の事務所は、以下のアイデアを取り入れることで「広く使う」「広く見せる」ことが可能です。

  • 省スペースのオフィス家具を選ぶ(デスクセット・収納家具・応接セット)
  • 物をなるべく目線から下に置く
  • インテリアのデザインで空間の広がりを演出

省スペースのオフィス家具を選ぶ

主なオフィス家具(デスクセット・収納家具・応接セット)を、省スペースで使うアイデアを紹介します。

オフィス家具は、「省スペース・機能的・デザイン性能高い」ものを選びましょう。

デスクセット

事務所の基本となる家具は、執務デスクです。

シンプルでコンパクトなサイズのデスクセットを選ぶと、空間を広く使えます

ただし「デスクは小さくてもいいが、椅子(オフィスチェア)選びは妥協したくない」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

例えば造作デスクを壁一面に設置することで、大きいサイズの椅子を選んでも空間が圧迫されにくくなります

「壁一面の造作デスク」は、応接スペースのレイアウトも考えやすくなるのでおすすめです。

 

埼玉najam(ナジャム)は空間面積・デザインを考慮した造作デスクの制作をご依頼いただける工務店です。

お問い合わせ

najam(ナジャム)は造作家具をご依頼いただける工務店です。リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

WEBお問い合わせ
LINEでお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
アジアン家具・雑貨のオンラインストア

 

収納家具

事務所に必須の収納スペースは、以下のようなアイデアで「省スペース&収納容量確保」が可能です。

  • オープンシェルフ:パーテーション兼用の収納として使う
  • 壁面に有孔ボード設置:強度を確保すれば、大型の物も収納できる

ただし、オープンシェルフは機密書類の保管に向かないため、必要に応じて「鍵付き書庫」「鍵付きデスク」の利用もあわせて検討してください

 

こちらの記事で6畳以下の面積で開業する場合の収納アイデアを詳しく紹介しています。

▷関連コラム:自宅サロンは3畳〜4畳でも開業できるか|内装デザインのポイント、施術以外に必要なスペースなど解説

応接セット

来客が頻繁ではない場合は、以下のようなアイデアを取り入れることで、6〜10畳の事務所に応接セットを置くことも可能です。

  • 折りたたみ式の机・椅子
  • 伸縮式のデスク
  • キャスター付きテーブル

来客対応に備えて、「パーテーションを使う」「天井にロールスクリーンを設置」といった工夫もできるので、前述した「ゾーニング」とあわせて検討しましょう。

物をなるべく目線から下に置く

目線から上に物があると圧迫感があるため、物をなるべく目線より下に置いて開放感を演出しましょう

目線以上の高さに物を置く必要がある場合には、物の間に適度なスペースを設けることで余白が生まれ、視覚的に余裕を感じる空間となります。

インテリアのデザインで空間の広がりを演出

家具や余白以外にも、「インテリアの色・デザイン」「装飾品」などによって空間の広がりを演出する方法もあります

空間の広がりを感じるデザインの例は、以下のとおりです。

  • 色の特性を利用する:後退色(ブルー・グリーンなど)、膨張色(ホワイト・ピンクなど)は空間が広く見える
  • 照明:天井・床に向けて照明を設置すると、空間に広がりを演出できまる
  • 観葉植物:空間に広がりを演出できる
  • 模様による効果:「木目は空間に広がりを感じる」「大きいパターンの模様は空間が広く見える」など

 

こちらの記事で、インテリアコーディネートのコツを確認できます。

▷関連コラム:インテリアコーディネートのコツ|インテリアの配置・色などの法則、インテリアを決める順番など

事務所の最適な面積を計算する方法

ここまで6畳〜10畳の事務所のレイアウト方法・働きやすい環境づくりを紹介してきましたが、「6畳〜10畳の面積で複数人が働くことは可能?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

労働安全衛生法によると、1人が働くために必要な事務所の空間は約6畳(10㎥)以上とされています。

以下は「空間に応じた働く人数」をまとめた表ですので、参考にしてください。

必要な空間(畳) 人数
約6畳〜12畳 1人
約13畳〜18畳 2人
約19畳〜24畳 3人

参考:厚生労働省ホームページ:資料3「事務所衛生基準のあり方の検討について」(第2条)

6畳〜10畳の事務所を選ぶメリット・デメリット、レイアウト時の注意点

6畳〜10畳の事務所を選ぶメリット・デメリット、レイアウト時の注意点

最後に、6畳〜10畳の事務所を選択するかどうか迷っている方へ、6畳〜10畳の事務所を選ぶメリット・デメリットを紹介します。

実際の条件と照らし合わせて、最終的に事務所の場所や広さを決めてください。

6畳〜10畳の事務所を選ぶメリット・デメリット

6畳〜10畳の事務所を選ぶメリットは、以下のとおりです。

  • 低コスト:事務所の賃料が抑えられるため、都市部の便利な物件も選びやすい
  • アットホームな雰囲気:コミュニケーションを図りやすく、意思決定などを迅速にできる
  • 管理が簡単:掃除や整理整頓が簡単・管理しやすい

6畳〜10畳の事務所を選択することが向いているのは、次のような場合です。

  • スタートアップや個人事業など、少人数で運営する事業
  • コスト重視で、賃料などの経費削減を抑えたい場合
  • アクセスの良さを重視する場合

6畳〜10畳の事務所には上記のようなメリットが有る一方で、デメリットもあります。

  • スペースが狭い・・・大人数や大きな設備がある場合には向かない
  • 成長の限界・・・事業が拡大すると手狭になる可能性あり
  • プライバシー・・・個々のプライバシーを確保しにくい
  • 音の問題・・・人と人の距離が近いので音の問題が発生しやすい
  • 収納不足・・・物品や書類などの収納スペースが不足しやすい

したがって以下のような場合は、事務所の広さを再検討することをおすすめします。

  • 社員数が2〜3人を超える
  • 大きな設備を必要とする事業
  • 事業の成長を見込んで拡大を計画している

6畳〜10畳の事務所レイアウト時の注意点

6畳〜10畳の事務所レイアウト時の注意点

6畳〜10畳の事務所を選ぶ際には、以下のような点にも注意が必要です。

  • 災害時の避難経路確保
  • コンセントの位置や数
  • 異性と一緒に働く場合は、目隠しできるスペースを確保
  • 複数人で働く場合には音に配慮
  • エアコンや照明の位置

事務所を立ち上げる際には、事業内容や働き方を考慮したレイアウト・デザインなどを検討する必要があるため、予算に応じてリフォームプランを組み立てましょう。

 

埼玉で事務所立ち上げを検討中の方はnajam(ナジャム)にお問い合わせください。

リフォーム時に、事務所のインテリアコーディネートを無料でご依頼いただける工務店です。

お問い合わせ

najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

WEBお問い合わせ
LINEでお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
アジアン家具・雑貨のオンラインストア

 

まとめ

6〜10畳という限られたスペースでも、レイアウトの工夫次第で機能的でおしゃれな事務所づくりが可能です。

省スペース家具の活用やデザインの工夫で、働きやすい環境を整えましょう。

また「造作デスク・壁面収納などのオーダーメイド」「天井や壁紙などのリフォーム・リノベーション」で、より上質な事務所づくりが可能になります。