なぜ「リノベーション」を後悔する?“10個”の理由・トラブル事例と解決方法を徹底解説
中古住宅・中古マンションの市場が拡大しているとともに、ご自宅や購入した不動産をリノベーションして住み替える方が増えています。
その中、SNSやブログを見ると、リノベーションを“後悔”している方は少なくありません。
では、その方は何を理由に後悔したと感じているのでしょうか?
今回は「リノベーションを後悔する」理由やトラブル事例とその解決方法を紹介します。
これからリノベーションを検討する方は、ぜひ参考にしてください。
●リノベーションを後悔しないためには、トラブルへ発展する可能性があるポイントを押さえ、しっかり対策をとることが重要です。
●リノベーションの会社選びをする際は、総合的にあなたの理想実現をサポートしてくれるところを選びましょう。
●najam(ナジャム)では、アジアンリゾートデザインに特化し、リノベーションの設計施工・家具選び・アフターメンテナンスまでトータルでお客様をサポートしております。
〈SNS・ブログ〉中古マンション・中古戸建てリノベーションの後悔理由・トラブル例
中古戸建住宅や中古マンションをリノベーションして住む方が増えており、マイホーム計画における選択肢の一つです。
そのため、今まで新築を専門に請け負っていた工務店やハウスメーカーまで参入し、会社選びが難しいのが現状です。
ここでは、SNSやブログから主な「後悔理由」や「トラブル事例」を選び、その解決方法や会社選びのポイントを紹介します。
①「結局予算オーバーになった」
中古物件のリノベーション価格を決めるのは、既存の状態です。
新築の場合は、間取りや設備のグレード、インテリアデザインから、工事費用を明確に算出できますが、リノベーションはプロでもそれを工事前に100%把握することは困難です。
そのため、いざ着工してみると追加費用が発生して、結局予算オーバーになってしまうこともあります。
一般社団法人・住宅リフォーム推進協議会の行ったアンケート調査によると、リノベーション実施者のうち25%が、「予算を上回った」と回答しています。
「予算が上回った」と回答した方の49%が、「予定よりリフォーム箇所が増えた」ことを費用増額の理由に挙げている調査結果も。
そのため、多くの方が予算オーバーを後悔の理由としているのです。
リノベーションの予算組みには、「10〜20%程度」の“予備費”を計上しておくのがポイントです。
また、実績が豊富で経験値の高い会社がおすすめ。
あなたのご予算計画にしっかりと耳を傾け、それに沿ったプランを提案してくれる会社を選びましょう。
②「イメージ通りの仕上がりにならなかった」
リノベーションは、新築マンションのように間取りやインテリアが思い通りにならないことがしばしばあります。
なぜなら、既存の構造計画や配管計画に合わせて、途中でプランを変えなくてはいけない可能性があるからです。
また、内装材や設備機器を選ぶ際に、カタログなどだけで決めてしまい、実際の雰囲気と違ったと感じる方も少なくありません。
マンションの場合は、管理規約によってリノベーション工事に制限が出る可能性もあります。
水回りの移動が禁止されていたり、床材に選べるものが限られたりするマンションも少なくありません。
マンションの場合には、事前に管理規約による工事の制限がないか確認しましょう。
また、リノベーション会社を選ぶ際には、仕様選定にじっくり時間をかけてくれるか、イメージ図などを作成してくれるか確認するのがおすすめです。
③「見えない部分にお金がかかって妥協だらけに」
築年数が30年以上経っている住宅ですと、根本的な性能が不十分で、そこを改善するために予算の多くを使わなくてはいけないかもしれません。
実際、いざリノベーションを始めると、耐震性や断熱性・気密性が低く、それらを直した上でないと間取りやインテリアに手をつけられないというケースは多いです。
また、給排水管や電気設備が古いと、そのままでは漏水・漏電を引き起こしてしまうため、それらのやりかえもしなくてはいけません。
これから物件を購入する場合は、必ず見えない部分についてもしっかり確認しましょう。
ご自身でのチェックが不安な方は、ホームインスペクション(住宅診断)をご利用ください。
④「湿気がひどい」
築年数の古い物件ですと、せっかく内装をきれいにリノベーションしても、数年後にカビだらけになる可能性があります。
これは、断熱不足によるものです。
断熱性が不十分ですと、壁内結露が発生し、それが壁下地材を介して、室内に伝わってきます。
湿度が高くなると、カビの原因になるだけではなく、木造建築ですと構造体の腐朽やシロアリの繁殖リスクが高まります。
物件探しの際には、外壁に面した室内壁にカビがないか、窓周りに水ジミがないかなどを確認してください。
今のお住まいをリノベーションする方は、トータル的な断熱リノベーション費用を見積もってもらいましょう。
そちらを最優先に、内装や間取りのプランニングをすることが重要です。
⑤「電気・インターネットなどが思い通りにいかず暮らしにくい」
古いマンションにありがちなのが、電気容量があげられず、インターネット回線が選べないというトラブルです。
築40年近いマンションでは、各戸の電気容量上限が決められていたり、光回線を引き込んでいなかったりする可能性は十分考えられます。
戸建住宅ではそのようなトラブルは少ないですが、別途で以下の工事が発生する場合があります。
- 光ケーブルの引き込み
- 電気の幹線ケーブル取り替え
- 電気メーターやメーターボックスの取り替え
- 分電盤の取り替え
ご自身の生活に合う電気容量・インターネット環境が整えられるかを早めに確認しましょう。
特に、オール電化を希望する方や、リモートワーク中心の方は注意が必要です。
⑥「業者との間で思い違いが多発」
リノベーションと新築で異なる点は、工事が始まってからプランを変更せざるを得ない可能性があるという点です。
工事が進むにつれて、間取りや仕様を変更しなくてはいけないケースもしばしば。
いくら信用できる施工会社であっても、施主が自ら現場へ出向いて途中で確認しないと、意図せず思い違いが発生してしまうかもしれません。
リノベーション会社を選ぶ際には、以下の資料もしくはそれに変わるものを作成してもらえるか必ず確認しましょう。
・打ち合わせ議事録
・プラン変更時の追加増減見積書や変更契約書、変更プラン図
思い違いや言い違いによるトラブルを防ぐためには、打ち合わせ内容を書面に残しておくことが重要です。
「言った・言わない」を防ぐために、重要なやりとりはメールでする会社も増えています。
⑦「近隣トラブルが起きてしまった」
戸建て・マンション問わず、リノベーション時の近隣トラブルによって嫌な思いをしてしまう方も。
工事中に隣近所の方に不信感を持たれてしまうと、住み始めてからの人間関係がうまくいかなくなってしまうかもしれません。
特に、工期が短く土日祝日や早朝・夜に工事をせざるを得ない場合は、注意しましょう。
そもそも、マンションでは、工事可能な曜日・時間帯が制限されている場合がほとんどです。
リノベーションのスケジュールを立てる際には、作業を平日・9:00-17:00に限定しても、無理なく終えられるように設定することがポイントです。
やむを得ずそれ以外で作業しなくてはいけない場合は、施主自らが早めに近隣へ挨拶回りすると良いでしょう。
⑧「工期が伸びて余計なコストがかかった」
「着工してみたら、思わぬ不具合が見つかって工期が伸びた」そんなケースも多いです。
そうなると派生してくるのが、諸経費の増加。
賃貸の方はその分、賃料が増えますし、引越し業者のキャンセル料が発生してしまうことも。
荷物をコンテナに預けている場合は、そちらの費用もかかります。
工事の増加だけではなく、システムキッチンやシステムバスルームなどの大型設備機器を使用変更すると、納期が遅れて工期が長引く可能性もあります。
着工前にリノベーション会社と、「いつ・どこに・どのような工事をするか」をしっかり話し合うことが重要です。
その際には、必ず工程表を作成してもらい、進捗状況に合わせて、こまめに更新してもらうように依頼しましょう。
工事の進み具合を最低でも週一度は報告してもらい、工期が伸びた場合に速やかに対応できるようにしておくことが重要です。
⑨「“別途手配”が多くて手間がかかった」
リノベーション会社と言っても、その母体や形式は様々です。
そのため、対応できる工事範囲が異なり、結果的に無駄な経費や手間がかかって後悔してしまう方もいます。
会社選びをする際は、その会社がどのタイプに当てはまるのかを確認しましょう。
- 設計デザインだけ行い、施工は別会社
- 設計デザイン・施工まで全て自社で行う会社
- 外構(エクステリア)工事や家具工事は対応できない会社
- 仮住まいや荷物用コンテナの手配までトータルでサポートできる会社
やはりおすすめは、一社でできるだけ広範囲をカバーしてくれる会社です。
なぜなら、“別途手配”が多ければ多いほど、諸経費がかさみ、打ち合わせ手間などが増えたり、業者間の行き違いが増えてしまうから。
実際に、施工会社を種別ごとにそれぞれ手配しなくてはならず、トータルの業者諸経費が増えてしまったケースもあります。
構造・性能・間取り・インテリアデザインの全てを妥協したくない方は、トータルでリノベーションをサポートしてくれる会社を選びましょう。
諸経費が圧縮できるだけではなく、工事のスムーズな進行につながり、工期短縮できる可能性もあります。
⑩「現場管理が不十分」
リノベーションは、工事途中で現場に合わせて臨機応変に対応することが求められます。
そのため、現場管理を下請業者などに丸投げしていると、施主の知らないうちに、思わぬ方向に工事が進行してしまい、手遅れになってしまうことがあります。
自社スタッフによる現場管理がされるかどうかも、契約前に確認しましょう。
また、施主・リノベーション会社スタッフ・施工スタッフで定期的に現場打ち合わせが行われるかもチェックポイントです。
安心・満足なリノベーションを成功させたい方は1966年創業の“najam”にお任せを
私たち“najam(ナジャム)”は、1966年創業の株式会社ホームズマルホのリノベーション部門です。
『住』に関する総合企業として、お客様のベストパートナーを目指すことをモットーに、リノベーションの設計施工からアフターメンテナンスまでを一括サポート。
埼玉県川口市・さいたま市・蕨市・戸田市を中心に、住宅や店舗のリノベーションを手がけています。
リゾートインテリアに特化し、お客様のご要望に沿ったプランのご提案から家具選びまでトータルでお手伝いできる点が私たちの強みです。
何より大切にしているのは、快適に過ごせる理想の住まいをお客様にご提案することです。
創業から58年にわたる住宅業界での業歴の中で、長年蓄積してきた資材調達のノウハウを活かし、お客様の様々なご要望にお応えいたします。