中古マンションにリフォームしないで住むのはアリ?するべき理由・最低限確認するべき項目も紹介

中古マンションにリフォームしないで住むのはアリ?するべき理由・最低限確認するべき項目も紹介

「中古マンションにリフォームしないで住むのはアリ?」
こうした質問を頂くことがあります。

中古マンションは住宅の取得費用を抑えられる点が大きなメリットですが、リフォームせずそのまま居住することは可能なのでしょうか。

本記事では、埼玉で多くのリノベーションを手掛けた工務店「najam(ナジャム)」が、以下の項目を分かりやすく解説します。

このコラムで分かること
●リフォームせずに住む人の割合
●中古マンションをリフォームせずに住む理由
●中古マンションをリフォームするべき理由と、購入後に確認するべき事柄

 

購入後に住み始めてからの後悔を避ける対策が分かりますので、中古マンションを検討している方はぜひ参考にしてください。

リフォームしないで住む人の割合:20.9%

リフォームしないで住む人の割合:20.9%

はじめに、中古でマンションを購入した場合に、リフォームせずに住む人の割合がどれだけいるのか紹介します。

国土交通省の調査によると、中古集合住宅(アパート・マンションなど)を購入した人の中で、次のいずれにも該当しない、「リフォームなし」の人の割合は20.9%とされています。

  • 売主及び購入後のリフォームあり
  • 売主によるリフォームのみ
  • 購入後のリフォームのみ

出典;国土交通省「令和5年度住宅市場動向調査」

つまり、アパートやマンションなどの集合住宅を購入した人のうち、5世帯に1世帯はリフォームをせずに住んでいるということです。

ハウスクリーニングが入った賃貸アパートに居住するように、中古アパートの購入後にリフォームせずに入居することは珍しいことではないといえます。

中古マンションをリフォームしない5つの理由

中古マンションをリフォームしない選択をする場合、どのような理由があるのか紹介します。

リフォーム費用を節約するため

中古マンションをリフォームしない理由:リフォーム費用を節約するため

1つ目の理由は、リフォームにかかる費用を節約するためです。

住宅リフォーム推進協議会が実施している調査によると、マンションリフォームを実施した場合、平均的に301.7万円の費用を要するとのことです。

出典;住宅リフォーム推進協議会「2023年度 住宅リフォーム消費者(検討者・実施者)実態調査報告書」

リフォームをしない場合、300万円の預貯金を手元に残す(またはローンの残債が減る)こととなりますので、その分を余裕資金として残すこともできますし、旅行や家具代金などに充てることもできます。

リフォーム済など綺麗な状態だから

2つ目は、築浅であるケースや、リフォームしてから間もない場合など、内装が綺麗な状態であるケースです。

内装や設備が比較的新しい状態であれば、特別な工事をしなくても快適に居住することが可能です。

また、リフォーム後の室内の状態を事前に確認できることから、想定外の修繕費用が発生する、といったリスクが少ない点もメリットです。

リフォームの手間や時間を省きたいから

中古マンションをリフォームしない理由:リフォームの手間や時間を省きたいから

3つ目は、リフォーム工事に手間と時間を割くことを避けられるからです。

リフォーム工事は、リフォームの目的設定や業者の選定、資金計画の立案など多くの作業を伴うことから、想定以上に時間を要します。

また、購入した住居をリフォーム工事が完了するまで使用できないことから、子どもの入学時期などに合わせて少しでも早く入居したい方も、リフォーム工事は避けたいとされます。

管理規約に関わるリフォームだから

4つ目は、管理規約に関わるリフォームである場合です。

マンションには、個人の所有物である「専有部」と、マンションの所有者全体で所有することとなる「共用部」とがあります。

たとえば、所有するマンションの部屋のうち、玄関ドアや窓、バルコニーといった箇所は共用部となり、リフォームに対してマンションを管理する組合の許可が下りないケースがあります。

売却時の資産価値に転嫁できないから

中古マンションをリフォームしない理由:売却時の資産価値に転嫁できないから

5つ目は、売却時の資産価値に転嫁できない可能性があるからです。

中古マンションのリフォーム・リノベーションは、資産価値を高めることにつながりますが、費やした費用の分だけ必ず価値が高まる訳ではありません。

市場の需要や、次の購入者の好みと合わない場合があり、この場合リフォーム費用の金額は反映されない可能性があります。

 

中古マンションの購入やリノベーションについて、後悔を避けたい方はこちらの記事をご覧ください。

▷関連コラム:中古マンションのリノベーションで後悔しない方法|リノベーションプラン・物件選びのチェックポイント

 

埼玉でマンションの購入やリフォーム、リノベーションをするべきか悩んでいる方は、「najam(ナジャム)」まで、お気軽にお問い合わせください。

より詳しくメリット・デメリットを解説した上で、納得できるリノベーションプランを提示致します。

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お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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中古マンション購入後にリフォームするべき理由

中古マンションを購入後にリフォームしない理由がある一方で、リフォームをするべき理由もありますので紹介します。

配線・配管などの不具合を確認するため

中古マンション購入後リフォームするべき理由:配線・配管などの不具合を確認する

1つ目は、配線・配管といった引越し後に確認できない箇所の不具合を見つけるためです。

中古物件では、建築後年数が経過しているケースもあり、配線や配管の劣化があった場合、火災・漏水といったトラブルを起こす可能性があります。

入居後に安全な生活を維持するため、インフラの点検は重要です。

 

中古団地など、中古物件を購入する際にチェックしたい事柄を確認したい方は、こちらの記事をご覧ください。

▷関連コラム:中古団地を購入する際の注意点、メリット・デメリットを解説

入居後のリフォームは手間と費用がかかるから

2つ目は、入居後にリフォームをすることとなった場合、手間と費用がかかるからです。

床や壁、天井を剥がすようなリフォームは粉塵が上がり騒音があることから、住みながらすることは困難です。

また、仮住まいへ引っ越しする手間や費用なども余分にかかってしまいますので、居住する前のリフォームが勧められます。

フローリングや設備は生理的に気になるから

3つ目は、フローリングや設備が生理的に気になる場合です。

中古物件では前の住人が使用した際についたキズやシミ、設備の汚れが残っていることがあります。

特に日常的に利用するフローリングや、手元に近いキッチン、バスルームは衛生面からリフォームを通じて新しくするケースが多いといえます。

 

埼玉でマンション購入と同時にリフォーム・リノベーションをするべきか悩んでいる方は、「najam(ナジャム)」まで、お気軽にお問い合わせください。

現況の確認からリフォーム・リノベーション後のプラン提示まで、丁寧にサポートし理想の住まいづくりのお手伝いをいたします。

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中古マンションの購入後、最低限確認する事柄

中古マンションの購入後、最低限確認する事柄

中古マンションを購入する前、または購入してから入居前に最低限確認しておきたい事柄もありますので紹介します。

  • 修繕履歴の確認
  • 設備機器の設置後の年数の確認
  • 大規模修繕費用の適切な積み立てを確認

マンションには、防水工事や外壁工事、給排水工事など比較的大規模な工事から、フローリングや壁紙の張り替えなど、規模の小さな工事まで工事の履歴が残されています。

履歴を確認すれば、今後どのタイミングで配管などを修繕するべきかが分かります
また、エアコンや給湯器などの交換日も同様です。

 

加えて、マンションは外壁の補修など大規模な工事に備えて、修繕積立金を所有者全体で積み立てています。

適切に積み立てされていなければ、追加で徴収されるなど経済的な負担を負う可能性もありますので、大規模修繕の見積もりの妥当性も含めて確認することをおすすめします。

 

分譲の団地に一人で居住する場合の注意点について、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

▷関連コラム:分譲の団地を購入しての一人暮らしで後悔しない方法|団地選びの注意点、メリット・デメリットなど解説

まとめ│中古マンション購入時・購入後はプロに相談を

中古マンション購入時・購入後はプロに相談を

「中古マンションをリフォームしないで住むのはアリですか?」
こうした疑問にお答えしました。

中古マンションを購入後、リフォームをせずに住むことは可能です。
ただし、入居後に配線・配管などの不具合が見つかった場合、修繕費に多くの手間と費用がかかる恐れがあります。

このため、マンションの購入後は専門家に相談し、状態の確認を依頼するとともに、必要な工事を入居前に済ませることをおすすめします。

 

埼玉でマンション購入やリフォーム・リノベーションを計画している方は、「najam(ナジャム)」までお問い合わせください。

専門家の目線で、最適なリフォーム・リノベーション方針についてお伝えします。

 

「リノベーションをご依頼いただいた場合、インテリアコーディネートを【無料】で行わせて頂きます。」

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