水漏れ・傷・ひび割れなどの「小さな補修」はどこに頼む?工務店など依頼先の探し方と注意点

水漏れ・傷・ひび割れなどの「小さな補修」はどこに頼む?工務店など依頼先の探し方と注意点

「蛇口から水が漏れている」

「キッチンの作業台に傷がついた」

「トイレの床タイルにひびが入った」

など、築年数が経った住まいでは、様々な「小さな補修」が必要になってきます。

しかし、

「小さな補修だけど、どこに頼めばいいのかわからない」

「工務店に相談するほどでもないかな」

と相談するのを後回しにしてしまう方が多いのではないでしょうか。

実は、このような小さな補修こそ、適切な時期に適切な対応をすることが重要です。

そこで本記事では、埼玉で多くのリノベーションを手掛けた工務店「najam(ナジャム)」が、以下の項目を分かりやすく解説します。

このコラムで分かること
●住まいの「小さな補修」がどんなものが該当するのかわかります。
●「小さな補修」の依頼先、探し方をご紹介します。
●「小さな補修」は応急処置となる場合が多いため、先のことを考え、リフォームやリノベーションも視野に入れることをおすすめします。

 

日々の暮らしをより快適に、そして大切なお住まいの価値を守るため、ぜひ最後までご覧ください。

 

「小さな補修」ってどんなもの?

「小さな補修」ってどんなもの?

住まいの中で発生する小さな補修が必要な箇所は、様々なパターンがあります。言うまでもなく、そのまま放置してしまうと生活がどんどん不便になってしまいます。

どんなに「小さな補修」であっても、早めの対応が重要です。

以下に「小さな補修」が必要な事例と、放置してしまった場合、起こりうる問題とあわせてをご紹介します。

小さな補修:水まわりの場合

水まわりのトラブルは、日常生活に直結するため、早めの対応が不可欠です。

放置すると、水漏れによるカビや腐食、悪臭などの問題につながることもあります。

例1)洗面所やキッチンの蛇口から水が漏れた

・床や収納部分が水浸しになり、カビや腐敗の原因になる
水道代の無駄につながる

例2)排水溝がつまったり、流れが悪くなる

悪臭の発生する
・完全に詰まって水が流れなくなる

例3)便器のタンクの水が止まらない

水道代が高騰する
・タンク内の部品が劣化し、別の修理箇所が増える可能性もある

水まわりの不具合を放置すると、やがて床や壁の腐食が進み、大規模な修繕が必要になることもあります。

小さな補修:建具や床材の場合

毎日使う建具や床は、知らないうちに劣化が進み、小さな傷や歪みが生じることがあります。

見た目の問題だけでなく、安全性や使い勝手にも影響を与えるため、早めの対応がおすすめです。

例1)キッチンカウンターに傷ができたりや変色したりする

・汚れや水分が染み込みやすくなり、カビや腐食の原因になる
・見た目が悪くなり、キッチンカウンター本体の交換が必要になる場合もある

例2)フローリングのキズや剥がれ

・キズが広がり、床材の張り替えが必要になる
・ささくれや段差によるケガのリスクが高まる

例3)ドアの開閉不具合やノブの緩み

・ドアの立て付けが悪化し、扉の交換が必要になる
・ノブが取れてしまい、ドアが開閉できなくなる

例4)窓枠のがたつきやガラスの曇り

・すき間風や結露の発生で、断熱性が低下する
・窓ガラスが割れやすくなり、ケガや防犯面での不安が増す

例5)階段のきしみ

放置すると劣化が進み、踏み板や手すりの交換が必要になります。

例6)クローゼットの扉のズレ

開閉しづらくなり、レールや扉の修理が必要になる場合もあります。

建具や床材のトラブルを放置すると、部分的な補修では済まなくなり、最終的には大がかりなリフォームが必要になることも少なくありません。

小さな補修:壁や床の劣化の場合

壁や床は住まいの印象を左右するだけでなく、劣化が進むと安全性や快適性にも影響を与えます。

小さな傷や剥がれでも、放置するとトラブルが大きくなることがあるため、早めの補修が重要です。

例1)トイレや浴室の床タイルのひび割れ
・ひびの隙間から水が染み込み、下地の腐食やカビの発生につながる
・タイルが割れてケガの原因になる

例2)壁紙の剥がれや小さな穴
・剥がれが広がり、補修では対応できず全面張り替えが必要になる
・穴の隙間にホコリや湿気が入り、壁材の劣化を早める

例3)壁のクロスの汚れやヤケ
・変色やシミが定着し、簡単な掃除では落ちなくなる
・湿気やホコリが溜まりやすく、カビの温床になることも

壁や床の劣化をそのままにしていると、見た目が悪くなるだけでなく、健康や安全面でもリスクが高まります。

劣化が進むと下地からの補修が必要になり、大規模なリフォームへと発展する可能性もあるため、早めの対応が重要です。

「小さな補修」はどこに依頼する?DIYか業者かの見極め方

「小さな補修」はどこに依頼する?DIYか業者かの見極め方

住まいの小さな補修をどこに頼めばいいのか悩む人は多くいらっしゃいます。

DIYで対応できる場合もありますが、専門的な知識が必要な修理は、業者に依頼するのが安心です。

「自分でできる補修」と「業者に頼むべき補修」の見極め方、さらに適切な業者の探し方について詳しく解説します。

DIYで対応できる小さな補修

最近ではホームセンターやネット通販で補修キットやDIY用品が手に入り、初心者でも手軽に修繕できるケースがあります。

例えば、以下のような補修はDIYでも対応可能です。

  • 壁紙の剥がれや小さな穴の補修(補修パテや壁紙用のりを使用)
  • フローリングのキズ補修(専用の補修キットでリペア)
  • ドアノブの緩み調整(ドライバーで締め直す)
  • シリコンシーリングの打ち直し(防カビシリコン材を使用)

ただし、DIYはあくまで簡易的な補修です。

放置すると劣化が進行するケースもあるため、「応急処置」として考え、必要に応じてプロに依頼しましょう。

 

埼玉で、丁寧なリフォーム・リノベーションをご希望の方は、「najam(ナジャム)」にお問い合わせください。

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業者に依頼すべき補修と依頼先の選び方

DIYでは対応が難しい補修は、専門業者に依頼するのが安心です。補修内容によって、適切な業者を選びましょう。

設備専門業者(電気・水道・ガス関連)

対応できる補修例

  • 洗面所やキッチンの蛇口の水漏れ修理
  • 排水管のつまりや異臭の改善
  • 便器のタンクの水が止まらないトラブル対応
  • 給湯器やガスコンロの不具合修理

水漏れやガス機器のトラブルは放置すると二次被害が発生するため、早めの対応が必要です。

メーカー保証期間内なら、メーカーのメンテナンスサービスを利用するのも一つの方法です。

メーカーメンテナンス(保証期間内の製品)

対応できる補修例

  • 窓サッシやドアの開閉不具合(メーカー純正部品で対応可能)
  • システムキッチンの傷や扉のズレ調整
  • 給湯器や換気扇の故障修理

新築・リフォーム後の一定期間は、メーカー保証の対象となる場合があります。

まずは購入元や施工会社に相談し、無料で修理が受けられるか確認しましょう。

ホームセンター(一部の店舗で受付)

対応可能な小さな補修は、店舗により異なりますので、お問い合わせください。

内装リフォーム店(壁紙や床材の補修)

対応できる補修例

  • フローリングの剥がれや浮きの補修
  • 壁紙の貼り替えやクロスの汚れ除去
  • タイルの割れや剥がれ修理

部分的な補修に対応しているかを確認し、現地を見てもらった上で、「最小限のリフォームで済むか」「将来的な張り替えが必要か」などのアドバイスをしてもらいましょう。

工務店(多様な補修に対応)

対応できる補修の例

  • 建具のゆがみ調整や交換
  • 窓ガラスのくもりや結露対策
  • 断熱性を向上させるリフォーム(窓や床の補修を含む)

工務店は幅広い補修に対応しており、家全体のメンテナンスやリノベーションも相談できます。

「部分補修だけでなく、住まい全体の快適性を向上させるいい機会かも」と考え、工務店に依頼するのがおすすめです。

「小さな補修」に対応する業者の探し方

実際に業者を探す際は、以下の方法を活用するとスムーズです。

インターネット検索

「〇〇市 水漏れ 修理」「〇〇区 フローリング 補修」

など、具体的なキーワードで検索すると、地域の業者が見つかります。

口コミや施工事例をチェックするのもポイントです。

口コミや知人の紹介

実際に利用した人の評判は信頼性が高く、施工の質や対応の良さを事前に把握できます。

マンションなら管理会社に相談

マンションの場合は、管理会社が提携する修理業者を紹介してくれることがあります。

管理規約に基づいた適切な補修ができるため安心です。

「小さな補修」を依頼する際の注意点

「小さな補修」を依頼する際の注意点

どの業者に依頼する場合でも、費用や対応範囲を事前に確認することが重要です。

特に、ホームセンターの補修サービスは対応範囲が限られることが多いため、依頼前にしっかり確認しておきましょう。

また「小さな補修」といっても、場合によってはリノベーションが必要になることもあります。

リノベーションは大掛かりな工事のように感じるかもしれませんが、住まいの快適さや安全性を高めるためには非常に有効です。

小さな補修が積み重なって大きなリスクを引き起こす前に、リノベーションに関するコラムもぜひご覧ください。

▷関連コラム:リノベーションのデメリットは?築年数別に工事内容と注意点を解説
なぜ「リノベーション」を後悔する?“10個”の理由・トラブル事例と解決方法を徹底解説

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まとめ

小さな補修は、応急処置として行うものが多く、根本解決には至らないケースがあります。

「小さい補修までは見てくれない」と思っても、まずは地元工務店を見つけ、相談しましょう。

確かに、工務店は小規模な修繕には対応していないことが多いですが、「小さな補修の周りに気づいていない箇所がないか確認してほしい」と、一度問い合わせてみることが重要です。