【リノベーションで叶えるアジアンテイストなお部屋】デザインのポイントを解説
店舗や住宅のインテリアでも人気な「アジアンテイスト」ですが、“なんとなく”のイメージはできても、一体どんな特徴があるのか分からない方も多いでしょう。
そこで、今回は「アジアンテイスト」の特徴から、お部屋をコーディネートする際のポイントまで、詳しく解説します。
リノベーションについてもお話ししますので、ご自宅のインテリアを見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
● アジアンテイストなインテリアは、日本の気候風土や住宅様式とも相性がよく、既存住宅にも取り入れやすいデザインです。
● アジアンテイストにとことんこだわりたい方は、リノベーションも含めたプランをご検討ください。
● najam(ナジャム)では、アジアンリゾートデザインに特化し、リノベーションの設計施工・家具選び・アフターメンテナンスまでトータルでお客様をサポートしております。
目次
アジアンテイストとは?インテリアの特徴
“アジアンテイスト”とは、主に、バリ・セブ・プーケットなどの「南国リゾート感」と「異国情緒」が融合したデザインを指します。
家具やカーテン、照明器具など、部分的なアイテムから、お部屋全体のトータルコーディネートまで、多くの事例で採用されています。
温かみがあるのに、どこか優雅で高級感漂う雰囲気が、人気のポイントです。
落ち着きのある空間に仕上がるため、年齢・性別問わず、多くの方から支持されています。
では、アジアンテイストなインテリアの特徴を見てみましょう。
- ダークな木目とオフホワイトの組み合わせによる落ち着いた印象
- 自然素材を取り入れたナチュラルな印象
- 洋風なアイテムをアクセントに加えたオリエンタルで優雅な印象
- 日本の気候や住宅との親和性
- キズ・汚れが目立ちにくい利便性
ダークな木目とオフホワイトの組み合わせによる落ち着いた印象
木目調の家具やフローリングは、他のデザインテイストにも多く取り入れられますが、アジアンテイストの場合は「ダーク系」や「レッド系」の木目を使うのが基本です。
なぜなら、アジアの亜熱帯地方で育つ樹種には、あまり明るい色の木目を持つ樹種がないからです。
白木(白褐色の無垢材)を取り入れると、どうしても北欧デザインもしくは和風デザインに寄ってしまうので注意しましょう。
家具や床材をダークブラウンやレッドブラウン系でまとめるだけで、一気にアジアンテイストな雰囲気に変身します。
自然素材を取り入れたナチュラルな印象
アジアンテイストに欠かせないのが、「自然素材」です。
内装の仕上げ材や家具、その他小物や観葉植物にまでこだわりましょう。
アジアンテイストと相性のいい主な自然素材は、以下の通りです。
- 麻素材
- リネン素材
- 竹素材
- 珪藻土や漆喰などの塗り壁材
- ラタン(籐)素材
- 観葉植物
これらを積極的に取り入れましょう。
ただし、色味によっては洋風に仕上がってしまうため、カラー選定も重要なポイントです。
アースカラーで統一したカラーコーディネート
アジアンテイストにこだわりたい方は、インテリアアイテムや内装材の色を、すべて「アースカラー」でまとめましょう。
アースカラーとは、地球の大地・植物・空・海などをイメージさせる色を指します。
- ベージュ
- ブラウン
- テラコッタ
- カーキ
- モスグリーン
- ライトブルー
- ネイビーブルー
- オレンジ …
これらの中でも、暖色系(茶・赤・黄・オレンジなど)でまとめるのがおすすめです。
色選びで困ったら、とりあえず極彩色(原色・ビビットカラー)や、洋風な印象になる色(パステルカラー)は避けてください。
洋風なアイテムをアクセントに加えたオリエンタルで優雅な印象
アジアンテイストの中でも特に人気な「バリ風デザイン」は、どこか洋風でオリエンタルな印象が特徴です。
その理由には、バリ島の歴史が関わっています。
バリ島は、1900年代初頭までオランダ領で、その間に西洋文化と融合した独自のアート「ウブド芸術(ウブド・スタイル)」が確立したため、その面影を残すようなインテリアが根付いているのです。
このような背景が、異国情緒漂う独特なテイストを生み出しました。
そのため、アジアンテイストのお部屋にしたい場合は、壁にかけるアートや、インテリア小物、ラグなどに、どこかヨーロピアンなデザインを取り入れるのがおすすめです。
日本の気候や住宅との親和性
高温多湿な東南アジア圏で生まれたアジアンテイストインテリアは、日本の気候や住宅様式と親和性があり、相性が良いと言えます。
日差しや自然風を取り入れ、木材を多く用いる点が共通しています。
そのため、賃貸住宅や既存住宅にも採用しやすい点が、人気のポイントです。
キズ・汚れが目立ちにくい利便性
自然素材を取り入れることでカラーや質感がランダムになるため、比較的、キズや汚れが目立ちにくい点もメリットです。
明るい木目と白がベースの北欧インテリアと比べると、気楽に過ごせますよね。
また、生活の中でついたキズは、“味わい”となって、空間に深みをプラスしてくれます。
“アジアンテイスト”なインテリアは、既存住宅の内装と馴染みやすく、和室などにも取り入れやすい点が魅力です。
落ち着きあるナチュラルなお部屋に仕上げたい方におすすめします。
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“アジアンテイスト”にするために大切なリノベーションのコツ
とことん“アジアンテイスト”にこだわったお部屋にしたいという方には、「リノベーション」がおすすめです。
壁・天井・床の仕上げや、照明器具、窓の位置や仕様、間取りを見直すことで、より本格的なアジアンインテリアが実現します。
では、店舗や住宅をアジアンテイストに生まれ変わらせてきた“najam(ナジャム)”が、リノベーションのコツを紹介します。
壁仕上げ
日本の住宅においてはビニールクロスが主流ですが、どうしても人工的な質感になりがちです。
ナチュラルな雰囲気がポイントとなるアジアンテイストにおいては、珪藻土や漆喰などの塗り壁をおすすめします。
ただし、どうしてもお手入れが大変になるため、汚れやすい場所はビニールクロスの中でも特に質感がリアルなものを選びましょう。
「塗り壁調」や、「網代(あじろ)調」「布クロス調」など、自然な雰囲気に仕上げられるものが増えています。
ただし、壁をブラウンやベージュにすると圧迫感が増すため、色味のある壁材を取り入れる際は、部分的にアクセントウォールとして採用するのがおすすめです。
天井
壁をオフホワイトにして、天井に自然素材を取り入れるコーディネートも人気です。
板張りにすると、高級感がプラスされます。
ご予算次第では、先ほど紹介した自然素材を彷彿させるようなビニールクロスを採用してみても良いでしょう。
気分次第で手軽に張り替えられる点がメリットです。
床
床のカラーは、濃褐色や赤褐色の木目が基本ですが、最近は濃淡が目立つ木目や、網代風な床材、バンブー素材、テラコッタ調のタイルと組み合わせるデザインも人気です。
本格的な無垢フローリングから、コストを抑えられるフロアタイル、床に直接座ってくつろげる畳まで、組み合わせは多種多様なので、コーディネートを楽しめます。
畳の床にする場合は、和風になってしまわないように、「ヘリ無し畳」や「琉球畳」、「半畳タイプの畳」を選んでください。
ポイントは、「涼しげな床材を選ぶ」という点です。
夏場に素足で歩いても気持ち良い素材を選びましょう。
照明器具
デザイン性の強い照明器具をインテリアアイテムとして設置するのも良いですが、よりリゾート感を強調したい場合は、「シーリングファンライト」がおすすめです。
ただし、設置する場合は天井の補強工事が必要なので、内装リノベーションと併せて工事しましょう。
ここまで大掛かりな工事をしたくないという方は、照明を天井から吊り下げるペンダントライトに変えるだけでも、雰囲気が変わります。
照明器具を変える際は、器具のデザインだけではなく、「光の色・強さ」にもこだわってください。
温かみのある電球色(2600〜3250K)や温白色(3250〜3800K)で、尚且つ少し照度を落とすのがポイントです。
窓
窓の位置や大きさ、仕様によって、お部屋の雰囲気は大きく変わります。
ディテールまでアジアンテイストでまとめたい方におすすめなのが、「木製サッシ」です。
よりナチュラルな雰囲気に仕上がります。
また、窓の面積をできるだけ大きくする点もポイントです。
明るく開放的で、自然の風が通り抜ける部屋にしましょう。
ただし、構造上、それが叶わない可能性もあるため、窓の取り替えをご希望の方は、総合的な建築知識のあるリノベーション会社へ相談してください。
外窓が取り替えられない場合は、室内窓に内窓(インナーサッシ)を取り付けて印象を変えるのもおすすめです。
内窓を取り付けることで、窓の断熱性が向上して、エアコンなどの効率が良くなります。
間取り変更
アジアンテイストの魅力を活かすためには、できるだけ部屋を広々とすることがポイントです。
二部屋を一部屋にしたり、天井高を少しでも高くしたりすることで、より開放的な空間に仕上がります。
そのため、ぜひ間取り変更も含めたリノベーションプランを検討してみましょう。
インテリアを見直すだけではなく、ご自宅の耐震性・断熱性も向上させられる可能性があります。
より快適なマイホームにしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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創業から58年にわたる住宅業界での業歴の中で、長年蓄積してきた資材調達のノウハウを活かし、お客様の様々なご要望にお応えいたします。