団地リノベーションで失敗しないためのポイント|メリット・デメリットやおすすめコーディネート事例も解説
「団地リノベーションで失敗したらどうしよう」と不安に感じる方は多くいらっしゃいます。
団地リノベーションには費用が抑えやすいなどのメリットがある反面、失敗するリスクもあるので事前に注意点を踏まえておくことが大切です。
そこで今回は、埼玉で数多くのリノベーションを手掛ける工務店「najam(ナジャム)」が、団地リノベーションで失敗しないためのポイントを解説します。
●団地リノベーションのメリット・デメリットをご紹介します。
●団地リノベーションで押さえておくべきリスク・注意点をお伝えします。
この記事を読むと、団地リノベーションを成功させるためのヒントを得られるので、ぜひ最後までごらんください。
目次
団地リノベーションで失敗する理由
団地リノベーションで失敗する理由は、以下のとおりです。
- 構造上取り除けない壁があり、理想の間取りにできなかった
- エレベーターのない団地を選んだことから、移動が手間になった
- 内装や設備が想定以上に劣化していたため、修繕費用が予算をオーバーした
- 旧耐震基準の建物で、万が一の際に不安がある
- 入居後に修繕積立金が高額になってしまい、毎月の支出が負担になっている
- 断熱性を高める工事をしなかったので、夏暑く冬は寒い住宅になった
上記に加えて、施工事例などを確認せずにリノベーション業者を選ぶと、「仕上がりがイメージと違った」と失敗を感じるケースもあります。
団地リノベーションで失敗しないために、次の章で紹介するポイントを押さえてリノベーション計画を進めましょう。
埼玉で団地リノベーションをお考えの方は、「najam(ナジャム)」にお問い合わせください。
デザイン性と機能性にこだわり、最適なリフォームプランを提案いたします。
najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
団地リノベーションで失敗しないためのポイント
団地リノベーションで失敗しないためのポイントは、以下のとおりです。
- 間取りが変更できるか確認する
- 共用部分を含めて設備の有無や劣化具合をチェックする
- 建物の耐震基準を確かめる
- 修繕計画・履歴を把握する
- 補助金や税金の控除制度を活用する
- リノベーションプランには住宅性能アップも含める
- 実績豊富な工務店に依頼する
それぞれ解説します。
間取りが変更できるか確認する
建物の構造上、リノベーションで間取りを変更する場合に、以下のような制限が生まれるケースがあります。
- 壁が取り除けない
- 管理規約によって間取りの変更が制限されている
- 床下や給排水管の状態によって、水回り設備を希望通りの場所に移動できない など
事前に管理規約を確認し、間取り変更可能な範囲を把握しましょう。
共用部分を含めて設備の有無や劣化具合をチェックする
団地を購入する前に、住宅内部はもちろん、ベランダやエレベータなどの「共用部分」を含めて設備の有無や劣化具合をチェックしましょう。
エレベーターがない団地も珍しくなく、妊娠・子育て中や年齢を重ねた場合に、移動で苦労する可能性があります。
分譲であっても共用部分は個人で勝手にリフォームできないのが一般的なので、購入前に状態を確認することが重要です。
加えて、古い団地は電気・ガスの容量が低いケースもあり、「家電製品を同時使用できない」などのストレスを感じる場合もあるため注意してください。
建物の耐震基準を確かめる
旧耐震基準で建築された団地もあるため、購入前に建物の耐震基準を確かめましょう。
【旧耐震基準かどうかの確認方法】
1981年5月31日までに建築確認申請を受けた建物は旧耐震基準であり、築40年以上の場合は注意が必要です。
旧耐震基準の団地は耐震性に不安が残るだけではなく、入居後に建替えが実施されるケースもあります。
次に紹介する「修繕履歴」から、耐震補強工事の有無をチェックしてください。
修繕計画・履歴を把握する
耐震性を含めて建物の状態を把握するために、団地の修繕計画・履歴を確認しましょう。
団地の修繕計画・履歴は、仲介している不動産会社に依頼すると情報を入手できます。
特に建物の劣化部分を修繕して機能を回復させる「大規模修繕」が、10~15年ごとに計画通りに実施されているかをチェックしてください。
大規模修繕が計画どおりに実施されていない団地に入居すると、劣化の進行・地震被害の拡大などの事情によって修繕積立金が大幅増額される場合もあります。
補助金や税金の控除制度を活用する
補助金や税金の控除制度を活用すると団地リノベーションの費用負担を軽減できます。
補助金を活用できる可能性があるリノベーションは、以下のとおりです。
- 断熱性アップなどの省エネ性能アップ
- 子育て対応
- バリアフリー など
加えて、省エネ性能アップを目的にするリノベーションは、所得税・固定資産税などの、税金の優遇制度も利用しやすいことを念頭に置いておきましょう。
リノベーションプランには住宅性能アップも含める
団地での快適な生活を実現するには、住宅性能アップを含めたリノベーションプランが必須です。
特に断熱性能アップをリノベーションプランに含めることで、夏場・冬場に外気温の影響を受けにくくなり、冷暖房効率がアップして光熱費削減につながります。
断熱性能アップの方法は、「床・壁・天井の断熱材を入れ直す」といった大規模なものから、「内窓を設置する」といった小工事まで、予算に応じてプランを組み立て可能です。
実績豊富な工務店に依頼する
リノベーション実績が豊富な工務店は、優れた技術力・提案力・アイデアを持っているので、希望する間取りやデザインを実現しやすくなります。
仕上がりのミスマッチを回避するために、あらかじめ工務店の施工事例をチェックして好みに合う工務店にリノベーションに依頼するのがおすすめです。
埼玉で団地のリノベーションを検討中の方は、「najam(ナジャム)」にお問い合わせください。
リノベーションをご依頼いただいた場合、無料でインテリアコーディネートをさせていただきます。
najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
団地リノベーションのメリット・デメリット
ここでは、団地リノベーションのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
団地リノベーションのメリットは、以下のとおりです。
- 物件価格が安い傾向にあり、費用を抑えられる可能性がある
- 敷地内の緑が豊かなケースが多く、自然を身近に感じながら生活できる
- 住民間のコミュニケーションが盛んで、安心して生活・子育てできる
- スーパーやコンビニが併設されていて、利便性が高く生活しやすい団地もある
- 団地によっては敷地内に公園や遊び場があるため、子育てに適した環境
団地を購入してから後悔しないために、メリットだけではなくデメリットも踏まえてリノベーションを検討しましょう。
デメリット
団地リノベーションのデメリットは、以下のとおりです。
- エレベーターが設置されていない団地があり、移動に手間がかかる
- 構造や管理規約次第では、希望通りのプランを実現できない(間取りなど)
- 子育て世帯が多い団地では、声・足音などの音が気になるケースがある
- 建物自体の耐久性や耐震性が低い団地もある
団地リノベーションで失敗しないためには、次の章で紹介するリスクや注意点をチェックしておくことが大切です。
中古マンションのリノベーションで後悔しない方法については、こちらの記事で解説しています。
▷関連コラム:中古マンションのリノベーションで後悔しない方法|リノベーションプラン・物件選びのチェックポイント
団地リノベーションで押さえておくべきリスク・注意点
団地リノベーションで押さえておくべきリスク・注意点を解説します。
- 配管が老朽化している可能性がある
- 管理が安定していないケースがある
- ご近所付き合いを面倒に感じる場合がある
配管が老朽化している可能性がある
配管の種類によって異なりますが、配管の耐用年数は15〜40年とされており、築年数が古い団地の場合は配管が老朽化している可能性があります。
配管の老朽化は赤サビや漏水の原因となるため、放置するのは危険です。
配管は専有部分内にあっても共用部として取り扱われますが、管理組合に申請することでリノベーション可能な場合もあるため、管理組合に相談したうえでリノベーションプランを組み立てましょう。
管理が安定していないケースがある
管理業務を住民自ら実施する「自主管理」のスタイルで運営している団地では、管理が安定していないケースがあります。
管理が安定していない団地では、大規模修繕が実施されていない可能性もあるので注意が必要です。
自主管理の団地は管理費を抑えられるため魅力を感じるかと思いますが、管理費の額のみで購入を判断するのは避けましょう。
ご近所付き合いを面倒に感じる場合がある
コミュニケーションが盛んな団地に住むと、ご近所同士の関わりが深いことがあり、付き合いが面倒に感じる場合があります。
団地内のイベントへ参加・自治会加入が慣習となっており、断りづらいケースもあるので気をつけましょう。
「仕事が忙しく時間の取れない」「人付き合いが苦手」という場合には、あらかじめ不動産会社を通じて団地内の雰囲気を確認してください。
分譲の団地を購入しての一人暮らしで後悔しない方法については、こちらの記事で解説しています。
▷関連コラム:分譲の団地を購入しての一人暮らしで後悔しない方法|団地選びの注意点、メリット・デメリットなど解説
団地リノベーションにおすすめのコーディネート事例
最後に、団地リノベーションにおすすめのコーディネート事例をご紹介します。
こちらの住宅は、「ラタン」という植物を使用したソファを配置し、リビングルームのデザインをアジアンテイストにコーディネートした事例です。
大きめのアートを飾ることで空間にメリハリが生まれており、おしゃれに演出しています。
続いて、こちらの住宅は自然素材を使用したダイニングテーブルとチェアを置き、ナチュラルな雰囲気のコーディネートをした事例です。
間接照明を取り入れることで、空間から柔らかい印象を受ける点も特徴です。
najam(ナジャム)の施工事例をもっと見たい方は、以下よりごらんください。
リフォームでおしゃれなインテリアコーディネートをする方法を、こちらの記事でご紹介しています。
▷関連コラム:リフォームでおしゃれなインテリアコーディネートをする方法|インテリアコーディネーターへの依頼方法も解説
埼玉で団地のリノベーションを検討中の方は、「najam(ナジャム)」にお問い合わせください。
ナジャムは、リノベーションの際に無料でインテリアコーディネートもご依頼いただける工務店です。
najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
団地リノベーションは、間取りが変更できる範囲や修繕計画・履歴を事前にチェックしておくと失敗を回避しやすくなります。
入居後に団地の管理体制に不安を覚える場合もあるため、あらかじめ不動産会社を通じて情報を入手しましょう。
今回ご紹介した内容を、団地リノベーションを検討する際の参考としていただけると幸いです。