プライベートサロンの内装設計・集客効果を高める演出方法|個人の狭い自宅サロンでも実践可能な工夫を解説

プライベートサロンの内装設計・集客効果を高める演出方法

自宅やマンションの一室などで、「プライベートサロン」を開きたいと考えている人が増えています。

プライベートサロンでは施術の技術はもちろん、内装や演出も集客に大きな影響を及ぼします。

そこで今回は数々のインテリアコーディネートも手掛け、リノベーションのプロである埼玉県の工務店「najam(ナジャム)」が、プライベートサロンの内装設計や集客効果を高める演出方法、そしてスペースの限られた自宅サロンをおしゃれなプライベートサロンにするための方法について解説します。

このコラムで分かること
●プライベートサロンの特徴や一般的なサロンとの違いが分かります
●プライベートサロンの内装設計についてポイントや集客効果を高める演出方法が分かります
●内装の実例写真もご紹介します
●個人の狭い自宅サロンをおしゃれなプライベートサロンにするための3つの方法をお伝えします
●プライベートサロンの内装をプロに依頼する費用目安や開業時の注意点も解説します

 

プライベートサロンの内装設計

プライベートサロンの内装設計

まずはプライベートサロンの特徴や通常サロンの違いを確認し、プライベートサロンの内装設計のポイントについてお伝えします。

プライベートサロンとは|通常のサロンとの違い

プライベートサロンとは、マンション・アパートの一室や自宅の一室などのように比較的小規模なサロンのことです。

エステサロンやネイルサロン、そして美容室などがあり、イメージとしては「隠れ家的なサロン」「知る人ぞ知るサロン」などの表現が良く似合います。

プライベートサロンの特徴として次の点が挙げられます。

  • こじんまりとしている
  • マンツーマンであることが多い
  • 静かで落ち着きがある
  • 気兼ねなく相談できる雰囲気がある
  • 「自分だけの特別な場所」のような空間とサービス
  • お子様連れにも対応しやすい

また、プライベートサロンを開業する際にも次のような特徴があります。

  • 開業資金を抑えやすい
  • 自分の好みを反映できる
  • 営業時間や休日を比較的自由に設定できる

次の表は、一般的な通常サロンとの違いをわかりやすくまとめたものです。

内容 プライベートサロン 通常サロン
規模 小規模 中~大規模
従業員数 1~小人数 比較的大人数
予約 取りやすい 取りづらい
子連れ対応 OKのサロンが多い サロンによる
(融通が利きづらい)

 

なお、予約の取りやすさに関してサロンの人気が高く先々まで埋まっている場合は、プライベートサロンでも取りづらくなるケースもあります。

プライベートサロンの内装設計ポイント

プライベートサロンの内装設計ポイント

プライベートサロンの内装を設計する際は、まずサロンのコンセプトをはっきりさせておくことが大切です。

そしてターゲットとなるお客様も明確に設定したうえで、デザインやレイアウトなどを決めていくとよいでしょう。

具体的には、次の10のポイントが挙げられます。

  1. お店のコンセプトを明確にする
  2. ターゲットとなるお客様を明確にする
  3. テイストに一貫性を持たせる
  4. 清潔感の保持を大切にする
  5. 生活感を排除して非日常的な雰囲気をつくる
  6. お客様のプライバシーを保護できる工夫をする
  7. 居心地がよくリラックスできる空間にする
  8. 限られた空間を広く見せる工夫をする
  9. お子様連れでも利用できる工夫をする
  10. 迷ったらプロ(インテリアコーディネーター)のアドバイスを受ける

 

なお、インテリアコーディネート全般に共通しているコツに関しては、次の記事もご参照ください。

インテリアのテイストや配色方法などについて詳しく解説しています。

▷関連コラム インテリアコーディネートのコツ|インテリアの配置・色などの法則、インテリアを決める順番など

プライベートサロンの集客効果を高める演出方法

プライベートサロンの集客効果を高める演出方法

ほかのプライベートサロンと差別化を図りより集客効果を高めるには、内装設計にプラスαの演出も大切です。

効果的な演出方法は次の5つです。

  1. 照明計画を綿密に立てる(メイン照明、間接照明)
  2. ファブリック類の素材や配色(カーテン、カーペット)
  3. 施術家具もテイストを統一(施術ベッド、テーブル)
  4. 香りによる演出(アロマディフューザー)
  5. 雰囲気をより高める雑貨や調度品を飾る

照明はサロン内の雰囲気を大きく変えるアイテムです。

メインとなる照明のほかにも間接照明を効果的に用いることで、「リラックスできる」「明るくさわやか」「高級感がある」など様々なムードを演出できます。

コンセプトに合った照明計画を立てて、サロンのムードを演出しましょう。

サロンのインテリアでは家具だけでなく、カーテンやカーペット、そして施術に用いるベッドなどへも気を配りましょう。

色や素材テイストを統一したり、違和感のないものを選ぶのがおすすめです。

また、アロマ等の香りを効果的に活用し嗅覚にも訴えることでリラックス効果が高まり、心地よさからまた訪れたい気持ちを高めてくれます。

 

埼玉県でプライベートサロンの内装をご検討中の方は、ぜひ実績の豊富なnajam(ナジャム)にお問い合わせください。

リノベーションの際には、無料のインテリアコーディネートもご依頼いただけます。

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お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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プライベートサロンの内装事例を画像で紹介

プライベートサロンの内装事例|埼玉県のリフォーム事例

では実際にnajam(ナジャム)が施工したプライベートサロンの内装実例を、いくつかご紹介します!

 

こちらは、アジアンリゾートテイストの内装です。

手づくりの温かさと重厚なデザインをあわせ持つ「バリガラス」を採用し、サロン全体のデザインを統一しています。

バリガラスはバリ島の多くのホテルやスパなどで飾られており、najam(ナジャム)では本場バリ島の工房から調達しています。

プライベートサロンの内装事例|埼玉県のリフォーム事例

プライベートサロンの内装事例|埼玉県のリフォーム事例

こちらはサロンエントランスと、サロン内の一部です。

アジアンリゾートテイストで統一された空間は、白をベースに濃いブラウンを取り入れた清潔感のあふれる内装となっています。

プライベートサロンの内装事例|埼玉県のリフォーム事例

お客様のご休憩に、まるでリゾートのような非日常感を味わえる、バルコニーでのリラックスタイムはいかがでしょうか。

日暮れからは照明を効果的に組み合わせ、よりラグジュアリーな雰囲気に包まれます。

プライベートサロンの内装事例|埼玉県のリフォーム事例

プライベートサロンの内装事例|埼玉県のリフォーム事例

プライベートサロンの内装事例|埼玉県のリフォーム事例

 

najam(ナジャム)のスタッフが、ブログでさまざまな施工事例を紹介しています。ぜひご覧ください。

リノベブログ

 

najam(ナジャム)ではリノベーションとあわせて無料でインテリアコーディネートも行っております。

併設のインテリアショップのアイテムを使ったコーディネートも、多くのお客様からご好評をいただいております。

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個人の狭い自宅サロンでもおしゃれなプライベートサロンになる3つの工夫

個人の狭い自宅サロンでもおしゃれなプライベートサロンになる3つの工夫

個人の自宅の一部をプライベートサロンとした場合、よりおしゃれにするには生活感を出さない点などへの注意が必要です。

スペースの限られた自宅サロンで実践できる、おしゃれなサロンにするための工夫を3つお伝えします。

生活感を排除する工夫

プライベートサロンに訪れるお客様は、エステやネイル、ヘアカットなどの施術だけでなく、非日常的な雰囲気を味わうことも目的とされています。

したがって、自宅サロンでは生活感を感じさせないための工夫は必須と言えます。

  • 日本語はなるべく見せないようにする(生活用品・小物類のラベルなど)
  • 生活臭を消す(アロマディフューザーの設置などで対策)
  • プライベートな居室や生活用品は見えないようにする(サロン個室までの動線確保、パーテーションによる目隠しなどで対策
  • 隠す収納を活用する
  • 家具は普段使いのものではなくサロンコンセプトに合ったものを置く
  • 照明の数、位置、色味を考慮して設置する

これらの点に注意して実践してみてください。

 

自宅サロンの生活感を隠すための具体的な方法については、次の記事もご参照ください。

▷関連コラム 自宅サロンはキッチンを隠す、玄関・トイレも整える|生活感のないおしゃれな内装を完成させる方法

狭い空間を広く見せる工夫

自宅をプライベートサロンにする場合、どうしても広さが限られてしまいます。

狭さを感じるとリラックスしずらいため、次のポイントを押さえて、狭い空間をなるべく広く見せる工夫を施しましょう。

  • 必要以上に物を置かない
  • 余白を有効活用する
  • 膨張色を使って広く見せる
  • 後退色で奥行きを感じさせる

まずは雑貨や調度品も厳選してサロンに置くものを必要最低限にしたら、家具と家具との間に適度な余白を持たせられるようレイアウトします。

また、壁やファブリックなどに色の効果を活用するのも広く見せる工夫の一つです。

効果と色の例
膨張色 ・本来の大きさ・広さよりもさらに大きく・広く見せる効果がある色
・暖色系や明度の高い色が該当
・例:「白」「赤」「黄色」
後退色 ・遠くに見える効果のある色
・寒色系や明度の低い色が該当
・例: 「青」「青紫」

 

ンテリアにおいて、膨張色を用いて室内を広く見せるには白が特に有効です。

また、後退色を一番奥の壁に後退色を用いることで、室内に奥行きを感じさせる効果があります。

コンセプトを明確にして内装設計・施工のプロに依頼

個人の狭い自宅サロンをおしゃれなプライベートサロンにするには、プロに依頼するのもよいでしょう。

その際はサロンのコンセプトを明確にしておき、しっかり伝えることが大切です。

コンセプトがしっかりしていれば後は内装のプロに任せることで、そのほかにすべきプライベートサロンの開業準備にコミットすることができます。

プライベートサロンの内装をプロに依頼する費用・メリット

プライベートサロンの内装をプロに依頼する費用・メリット

続いてプライベートサロンの内装をプロに依頼した場合の費用目安とメリットをご紹介します。

プライベートサロンの内装をプロに依頼する費用

プライベートサロンの費用は業種や内容、物件や自宅の状況、どこまでこだわるかなどによって費用に幅が出ます

あくまでも一般的な一例としてですが、内装をプロに依頼した場合の費用の目安は次のように概算することができます。

業種 物件内容 費用(坪単価)
エステサロン 賃貸物件 15~35万円
自宅サロン 1.5~3.5万円
ネイルサロン 賃貸物件 10~50万円
自宅サロン 1.5~3.5万円
美容室 賃貸物件 30~60万円
自宅サロン 10~30万円

 

賃貸物件の場合、「居抜き」であれば費用が大きく抑えることが可能になります。

※「居抜き」とは、前入居者の家具・設備・内装などが残っている状態で賃借・購入できる状態のことです。

プライベートサロンの内装をプロに依頼するメリット

プライベートサロンの内装をプロに依頼すると、次の3つのメリットを得られます。

  1. ほかの開業準備に集中できる
  2. クオリティの高い仕上がりになる
  3. 法令等を守った安全なサロンにできる

特に美容室や理容室、まつエクサロンなどでは衛生管理に関する細かな決まり事を守った店舗づくりが求められるため、この点においても安心です。

 

埼玉県でプライベートサロンの内装をご検討中の方は、ぜひ実績の豊富なnajam(ナジャム)にお問い合わせください。

リノベーションをご依頼いただいた場合、インテリアコーディネートを【無料】で行わせて頂きます。

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お客様がプライベートサロンに求めること|口コミを紹介

お客様がプライベートサロンに求めることを口コミから確認

ではプライベートサロンに対するお客様の口コミから、お客様がプライベートサロンにどのようなことを求めているのかを確認しておきましょう。

お客様がプライベートサロンに求めること|口コミ1

お客様がプライベートサロンに求めること|口コミ2

お客様がプライベートサロンに求めること|口コミ3

お客様がプライベートサロンに求めること|口コミ4

お客様がプライベートサロンに求めること|口コミ5

プライベートサロン開業時の注意点

プライベートサロン開業時の注意点

最後にプライベートサロンを開業するときの注意点を4つお伝えします。

賃貸物件での開業が契約内容(事業利用OKか)を確認

賃貸物件の場合、お部屋を事業利用してよいかどうか、入居時の契約内容を必ず確認しましょう。

特に賃貸マンションの場合はマンション管理規約があり、居住用以外の目的での使用が禁止されているケースもあります。

契約内容を確認せずに万が一違法に営業していた場合、罰金や退去命令を受ける恐れがあるため、必ず確認を怠らないようにしましょう。

業態に合う広さを確保、広さに合う内装を工夫

プライベートサロンの業務に合う広さを確保、広さに合う内装を工夫

プライベートサロンで行う内容に適した広さを確保し、また、その広さに合わせた内装をおこなう必要があります。

ネイルサロン、エステサロン、リラクゼーションサロンなどでは6畳あれば十分と言われています。

ただし、次の業態では法令等による規定があるので、それらに則った広さの確保が必要となります。

業態 広さ
・美容室
・理容室
・まつエクサロン
  • 施術を行う部屋が13㎡以上
  • 天井の高さが2.1m以上
  • 作業場と待合の場所が明確に分かれている
・接骨院
・マッサージ院
・鍼灸院
  • 6.6立方メートル(2坪)以上の専用の施術室を有すること
  • 3.3立方メートル(1坪)以上の待合室を有すること
  • 施術室は、室面積の1/7以上に相当する部分を外気に開放し得ること、もしくはこれに代わる換気装置
  • 治療院は、住居・店舗等と構造上独立していること
  • 施術室と待合室の区画は、壁で完全に仕切られていること
  • 接骨院とマッサージ院・鍼灸院を併設する場合、それぞれの施術室は壁で仕切らていること

※上記は法令等による規定の例で、要約して紹介しています。詳しい規定については、法令等を確認してください。

近隣住民への配慮

プライベートサロンの開業にあたっては、不特定多数のお客様の出入りによってトラブルが発生することのないよう、近隣にお住まいの方への配慮が必要です。

  • 不法駐車
  • 騒音
  • 看板を出すことによる景観の変化 など

次の点を実施し、近隣にお住まいの方との円滑なコミュニケーションを意識するのがおすすめです。

  • 近隣住民へ事前に挨拶をする
  • 看板の大きさに配慮する
  • 駐車場の使い方をお客様へ正しくアナウンスする
  • お客様にマナーの徹底をお願いする(「マンション廊下で大きい声で電話をしない」など)

無理のない資金計画

プライベートサロンでは無理のない資金計画を立て、それに従って開業準備・経営をしていくことが大事です。

特に開業時は内装や設備にこだわってしまいがちです。

プライベートサロンに限らず、どんな業種でも開業資金はなるべく抑えるのが一般的です。

ただし必要な部分を削るのではなく、費用対効果を十分に考えて予算を決めるとよいでしょう。

また、各都道府県で設けられている創業者向けの補助金や給付金などがあれば、活用を検討するのもおすすめです。

 

店舗向けのリフォームに関する補助金等については、次の記事もご参考にしてください。

▷関連コラム 〈店舗リフォーム〉予算・会社選びのポイントから減価償却・補助金まで解説

まとめ

今回はプライベートサロンの内装設計集客効果を高める演出方法、そしてスペースの限られた自宅サロンを「おしゃれなプライベートサロン」にするための方法について解説しました。

また、実例も交えながら、お客様がプライベートサロンに求める声や開業に際しての注意点もお伝えしています。

これからプライベートサロンの開業をお考えの方はぜひ今回の記事をお役立ていただき、おしゃれで素敵なプライベートサロンを実現してください!