「ホテルライクなリビング・寝室」を狭い空間(ワンルーム、8畳〜10畳など)で演出する方法、実例を紹介

ホテルライクな部屋を狭いリビングや寝室で実現する方法

リビングや寝室のインテリアで近年人気が高まっているのが、「ホテルライク」なインテリアです。

ホテルライクと聞くとなんだか敷居が高く感じるかもしれませんが、たとえば狭いリビングや寝室であっても、工夫によってホテルライクなインテリアを実現することができます。

そこで今回は数々のインテリアコーディネートも手掛け、リノベーションのプロである埼玉県の工務店「najam(ナジャム)」が、狭いリビングや寝室をホテルライクなインテリアに仕上げる方法について、実例を交えて解説します。

このコラムで分かること
●ホテルライクなインテリアに仕上げる方法について解説します。
●狭いリビング・寝室・ワンルームの部屋でもホテルライクに仕上げるコツやポイントが分かります。
●ホテルライクなリビングや寝室を狭い空間で実現した事例をご紹介します。
●リフォームによってホテルライクを実現するアイデアもお伝えします。

 

「ホテルライクなリビング・寝室」を狭い空間(ワンルーム、8畳〜10畳など)で演出する5つの方法

「ホテルライクなリビング・寝室」を狭い空間で演出する5つのポイント

ホテルライクなインテリアとは、ホテルのような非日常感を味わえる上質で洗練された雰囲気、そして清潔感がありくつろげる空間が演出されたインテリアを指します。

ではリビングや寝室といった限られた狭い空間をホテルライクな雰囲気にするには、どのようにすればよいのでしょうか。

ポイントとなる5つの方法をご紹介します。

インテリア(内装・家具・雑貨)はデザインテイストを統一

狭いリビングや寝室をホテルライクにする方法|デザインテイストの統一

インテリアは壁や床などの内装、家具、飾る雑貨などによって演出していきますが、お部屋をホテルライクな雰囲気にするには、それらの「デザインテイストを統一」することが大切です。

デザインテイストに統一感のないリビングや寝室はごちゃごちゃとした印象になり、ホテルライクとは真逆な雰囲気となってしまいます。

インテリアのデザインテイストはいくつかあります。

代表的なテイストと特徴をいくつか挙げるので、好みのテイストが見つかったら、家具や雑貨などを同じテイストで揃えるとよいでしょう。

【デザインテイストと特徴】

テイスト 特徴
アジアンテイスト アジアリゾートを感じさせるような非日常感と開放感のあるテイスト

鮮やかなカラーのアイテムや植物など天然素材の家具などでリラックスできるスタイル

ナチュラルテイスト 天然木などの自然素材とモダンさをミックスした、比較的ベーシックなテイスト

程よい天然の温かみとスタイリッシュさが融合し、応用しやすいスタイル

北欧モダンテイスト ナチュラルテイストに北欧独自のデザインやカラーの家具やアイテムを取り入れたテイスト

家具はデザイン性・機能性ともに高いく、ほっこりとした印象にもモダンな印象にもできるスタイル

インダストリアルテイスト 足場板などの木の質感と、アイアンなどの金属の無骨さが融合したテイスト

どちらかというとメンズライクなかっこいいスタイル

ミッドセンチュリーテイスト 20世紀中頃のアメリカをイメージしたテイスト

木の質感と、無機質なスチールなどの工業デザインとが融合したスタイル

 

アジアンテイストでリゾートホテルのようなインテリアのコツや事例は、次の記事で詳しくご紹介しています。

▷関連コラム アジアン家具・インテリアで作るリゾートテイストの部屋|おすすめのアイテムとコーディネート事例を紹介

内装

床・壁・天井などの内装は、部屋全体の雰囲気のベースとなります。

「質の高い素材を用いる」「カラーリングをシックなもので統一する」などで、狭いリビングや寝室をホテルライクにすることができます。

例えば以下のような要素を取り入れると空間全体の質感が高くなり、ホテルライクな雰囲気になります。

  • 床を大理石風にする
  • 絨毯を敷き詰める
  • 落ち着いたトーンのフローリングにする など

また、壁紙にモノトーン系のアクセントクロスを貼ることでシックで洗練された雰囲気になるだけでなく、空間に奥行きを出すこともできます。

家具

ホテルライクなリビングには、ソファやセンターテーブル、テレビを壁付けしない場合はテレビボードといった家具が欠かせません。

寝室をホテルライクにするにはベッド、そしてドレッサーやベッドサイドのテーブルがあるとホテルらしい雰囲気が出ます

これらを狭いリビングや寝室に用いる場合、「背が低いローソファ・ローベッド・ローボード」を選ぶと圧迫感がなくなり。部屋を広く見せることができます。

また、狭い部屋では収納を兼ねた家具の使用も効果的です。

雑貨

インテリア雑貨を要所に取り入れることで、おしゃれなホテルみたいな部屋に近づけることができます。

ホテルライクな雰囲気を演出できるインテリア雑貨の具体例は次の通りです。

  • 絵画・アートパネル
  • クッション
  • ラグ
  • 観葉植物
  • 照明(間接照明(フロアライト、卓上スタンド)、ペンダントライト)
  • アロマディフューザー

特に照明は空間の演出効果が高いので、是非取り入れたいアイテムです。

フロアライト・卓上スタンドといった間接照明を複数取り入れることで、ラグジュアリーな雰囲気が出るだけでなく、狭い部屋に奥行きを出す効果もあります

照明の色は電球色を選べば、よりムーディでおしゃれになりますよ。

アロマディフューザーは見た目のおしゃれさに加えて香りでのリラックス効果も期待できるため、ホテルでもよく取り入れられているアイテムです。

余白のあるレイアウトでおしゃれ&空間の広がりを演出

狭いリビングや寝室をホテルライクにする方法|余白のあるレイアウト

狭いリビング・寝室・ワンルームを余白のあるレイアウトにすると、ホテルのような開放感・くつろぎ感を演出できます。

また、それだけではなく余白のあるレイアウトによって空間に広がりを感じさせることもできます。

家具やインテリア雑貨は一つひとつがおしゃれなものであっても、あれもこれもと詰め込んでしまうと、窮屈で雑多な印象になるため厳選して用いましょう。

余白のあるレイアウトにするには、次の点を意識するとよいでしょう。

【空間に余白をつくるコツ】

  • 家具が占める面積は部屋の広さの1/3を目安に
  • 家具やインテリア雑貨は厳選して用いる
  • 収納や収納家具を有効活用

収納で生活感を排除

狭いリビングや寝室をホテルライクにする方法|収納

ホテルライクなインテリアでは、生活感をなくすことで非日常的な雰囲気を作り出すことができます。

生活感のない空間を作るには「収納」がポイントです。

【収納のコツ】

  • 隠す収納を取り入れる(今ある収納の活用、収納ボックスの活用)
  • 収納付き家具を活用する
  • 収納アイテムを統一する

まずは部屋にあるクローゼットや押し入れを最大限活用し、隠す収納を取り入れましょう。

床や卓上にあるものは収納ボックスに入れ、物を置かないようにするとすっきりします。

キッチンの調味料など細々したものは容器を移し替えたり、ストックなどを入れる収納ボックスを活用すると生活感を隠すことができます。

その際は容器やボックスなどの収納アイテムの種類を統一することで、より整った美しい見た目になりますよ。

統一感のある色選びで洗練された空間を演出

狭いリビングや寝室をホテルライクにする方法|統一感のある色選び

インテリアでは色による効果や影響がとても大きいため、「色選び」はとても重要です。

ホテルライクな雰囲気にするには、やはり色選びでも統一感を大事にします。

【ホテルライクな色選びのコツ】

  • ベースカラーの選択(ブラウン・ベージュ・ホワイト・モノトーン)
  • ベースカラーで統一(床・壁・家具・ラグなど)
  • 使う色は3色以内が目安

ベースカラーはベージュ系やモノトーンを選択し、床や家具もそれらで統一するとホテルのような上質な雰囲気をつくれます。

スペースが限られている狭いリビングや寝室であれば、家具の色もベースカラーとそろえることで部屋を広く感じさせる効果もあります。

ベースカラーで統一された部屋の中に、差し色としてほかの色を少し取り入れると個性やおしゃれ感がグッと増しますよ。

この場合、ベースカラーを含めて3色以内でコーディネートすると、まとまりのあるデザインになります。

差し色によってアクセントができることで、空間にメリハリがうまれ、部屋をより広く見せる効果もあります。

 

インテリアコーディネートのコツや配色のコツについては、次の記事もご参照ください。

▷関連コラム インテリアコーディネートのコツ|インテリアの配置・色などの法則、インテリアを決める順番など

徹底して高級感のある素材・物を選ぶ

狭いリビングや寝室をホテルライクにする方法|上質なアイテムを選択

ホテルのような洗練された雰囲気や上質な空間をつくるには、「素材・物」の選び方も大切です。

高級感のある質の良いものを選ぶことで、部屋全体がワンランクアップした雰囲気になります。

たとえばソファーであれば合皮の物よりも本革を選ぶ、テーブルは合板ではなく天然木を選ぶ、お気に入りのアートを飾る、といった具合です。

質の良いアイテムは高級感だけでなく、居心地の良さや特別感も感じさせてくれます。

ただし、無理をして高級な素材や物を選んで予算がオーバーしたり、居心地が悪くなってしまっては本末転倒。

予算を考えながら暮らしやすい範囲で、より質の高い素材や物を選んでみてください。

 

埼玉県でホテルライクな部屋づくりをご検討中の方は、ぜひnajam(ナジャム)にお問い合わせください。

リノベーションをご依頼いただいた場合、ご希望があれば無料でインテリアコーディネートをさせていただいております。

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「ホテルライクなリビング・寝室」を狭い空間で実現した事例

では限られた狭い空間で、ホテルライクなリビングや寝室を実現した事例をご覧ください!

狭い寝室でホテルライクなインテリアにコーディネートをした事例

まずは寝室からご覧ください。

こちらは落ち着いたブラウンと清潔感のあるホワイトをベースにコーディネートした寝室です。

低めのベッドには天蓋(てんがい)を設けて、リゾートホテルのような特別感とプライベート感を演出しています。

色のトーンを揃えたサイドテーブルは、両側に設置することでより統一感を出しつつ、テーブル上の間接照明で部屋に空間の広がりと奥行きをつくっています。

窓の外のグリーンがアクセントと癒しの効果をもたらし、まさに非日常的でありながら、一日の疲れをしっかり癒してくれる寛ぎの空間です。

狭いリビングでホテルライクなインテリアにコーディネートをした事例

こちらはマンションのリビングダイニングです。

明るめのベージュをベースカラーとし、メインとなる家具(ダイニングセット)の色味を統一することで、限られたスペースでも圧迫感がありません

ダイニングセットの素材感も素敵ですね。

テイストに合った間接照明や壁面のアートパネルが、おしゃれにデザイン性を底上げしています。

明るい陽射しを感じながら食卓を囲める、まるで朝のホテルのようなさわやかな空間となっています。

 

najam(ナジャム)には、ほかにも施工事例がございます。ぜひご覧ください。

施工事例

リフォームで狭いリビング・寝室をホテルライクにするアイデア

リフォームで狭いリビング・寝室をホテルライクにするアイデア

最後に、狭いリビングや寝室をホテルライクにするにするための、リフォームのアイデアをご紹介します。

間仕切りが少なく開放的&動線の良い間取りに変更

狭いリビングや寝室をより広く開放的にするには、間取り変更がおすすめです。

間取り変更ではもともとある間仕切りをなくすことで、既存の空間を大きな空間へすることが可能です。

ほかの居室やキッチン・洗面・トイレなどへの動線も考慮して間仕切りをなくし、広さだけでなく使い勝手もよい空間へと変更します。

 

テラス・デッキで屋外にアウトドアリビングを設ける

リフォームで狭いリビングをホテルライクにするアイデア「アウトドアリビング」

屋外にテラスやデッキを設置して、アウトドアリビングを設けるのも効果的です。

アウトドアリビングとは、屋外に作る第二のリビングのことです。

テラスやデッキはリビングから続くように設置することで屋内外の空間につながりができ、狭いリビングを広くすることができます。

テラスやデッキにテーブルセットやガーデンソファを設置すれば、まるでリゾートホテルのような寛ぎの空間をつくることも可能です。

 

▷関連コラム 後悔しないアウトドアリビングの作り方|家具や設備選びのポイント・雨対策・施工例を紹介

背の高い建具を取り入れる

リフォームで狭いリビング・寝室をホテルライクにするアイデア「背の高い建具」

限られたスペースを広く感じさせるには、建具の高さを変えることでも効果が期待できます。

建具とは居室を区切るドアなどのことです。

一般的な建具の高さは2mものもが多いですが、高さが天井まである「ハイドア」と呼ばれるタイプのものに変更したり、今あるものよりも高さのあるものへ変更することで空間が広く見えます。

こうした建具はハイグレードなホテルや住宅で用いられることも多く、居室に背の高い建具を取り入れることで高級感もプラスされ、ホテルライクな雰囲気に近づけられます。

高窓・地窓を取り入れる

リフォームで狭いリビングや寝室をホテルライクにするアイデア「高窓」

狭いリビングや寝室をホテルライクにするには、高窓や地窓を新設するのもおすすめです。

高窓とは壁面の高い位置に取り付けた窓のことで、ハイサイドライトとも呼ばれます。

そして地窓とは床面に接した低い位置に取り付けた窓のことです。

どちらも本来は採光や通風のために設けることが多いですが、窓から外の景観が見えることで開放感が生まれたり、視線が抜けることで空間に広がりが生まれ、部屋を広く見せてくれる効果もあります。

また、デザイン性も向上するためおしゃれな雰囲気を演出できます。

照明を見直す

リフォームで狭いリビングや寝室をホテルライクにするアイデア「照明の変更」

ホテルの照明は、電球色のように温かみのある色味や少し暗めの明るさが特徴です。

一般的なシーリングライトから少しデザイン性のあるペンダントライトへ変更するだけでも、雰囲気はガラリと変わります。

インテリアアイテムとして間接照明を置くのも効果的ですが、たとえば次のように、リフォームで電気工事を必要とする照明へ変更するとより上質な雰囲気がつくれます。

  • ダウンライトの新設
  • 間接照明の新設
  • ダクトレールの増設

特に狭いリビングでは埋め込み式のダウンライトを用いることで、天井がすっきりして全体を広々と感じさせることが可能です。

間接照明は壁面に直接設置することで、より高級感のある雰囲気を演出できます。

また、ダクトレールを増設することでスポットライトとしてグリーンや壁面、アートパネルなどを照らすことができ、まるでホテルのようなおしゃれさと空間の奥行きもプラスしてくれます。

 

najam(ナジャム)では、ご自宅の間取りや状況に合わせたリフォーム・リノベーションのアイデアのご提案も可能です。

リノベーションをご依頼いただいた場合、インテリアコーディネートを【無料】で行わせていただきます。

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まとめ

今回は狭いリビング、狭い寝室、ワンルームの部屋など限られた空間をホテルライクにする方法についてお伝えしました。

ホテルライクなインテリアは、ホテルのような非日常感を味わえる上質で洗練された空間、そして清潔感がありリラックスしてくつろげる雰囲気が魅力です。

いくつかのポイントをおさえれば、狭い空間でもホテルのような空間にすることが可能です。

リビングや寝室などお住いのお部屋をホテルライクな雰囲気にしたい場合は、ぜひ今回の記事をお役立てください。