自宅教室・ワークショップ運営のよくある失敗・トラブルの原因と解決策｜自宅で運営しやすい教室など解説

自宅教室・ワークショップ運営を検討中で、「集客に失敗したくない」「事前に予測できるトラブルがあれば防止対策をしたい」など、不安をお持ちの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

自宅教室・ワークショップ運営は1人で開始することが多いため、万全の準備を整えたいですよね。

そこで今回は小規模サロン・オフィスのリフォームで多くの事業者様をサポートしてきた埼玉県の工務店「najam（ナジャム）」が、自宅教室・ワークショップ運営について以下の項目をわかりやすく解説します。

 

理想の自宅教室・ワークショップをスムーズに運営するために、ぜひ最後までごらんください！

自宅教室・ワークショップ運営のよくある失敗の原因と解決策

はじめに、多くの自宅教室・ワークショップ運営者が経験してきた失敗の具体例、解決策を紹介します。

• 集客に失敗し、教室運営が軌道にのらない
• レッスン代の未納・遅延が多い
• 生徒と信頼関係を築けない
• レッスン規約が不十分
• ご家族の生活へ影響（トイレ共有など）

集客に失敗し、教室運営が軌道にのらない

自宅教室・ワークショップ運営を軌道に乗せるために以下3段階の集客を良好に循環させる必要がありますが、最適な集客方法を実施できないと集客に失敗し、長期間の赤字運営となることがあります。

• 体験レッスン
• 入会
• リピート

【集客の失敗例】

集客の失敗を防ぐために、自宅教室・ワークショップの特徴に合う集客方法を複数組み合わせた実施計画を考案し、実施のための時間も確保しましょう。

【集客方法の例】

• ブログ
• SNS
• チラシ　など

レッスン代の未納・遅延が多い

自宅教室・ワークショップは講師・生徒の距離が近い点が魅力ですが、良好な関係が甘えに変わり、レッスン代の未納・遅延が発生しやすくなるケースがあります。

【レッスン代に関する失敗例】

以下のような対策で、レッスン代の未納・遅延トラブルを防止しましょう。

• 現金でレッスン代を受け取る場合、レッスン開始前に回収する
• 月謝でレッスン代を受け取る場合、前払い制にする
• 銀行の自動引落サービスへの登録を必須とする
• 料金回収アプリのようなサービスへの登録を必須とする

生徒と信頼関係を築けない

自宅教室・ワークショップの運営開始直後に「レッスンをスムーズに進められない」「準備不足で生徒に迷惑をかける」といった状況が発生すると、生徒の講師に対する信頼が薄くなります。

【生徒との信頼関係に関する失敗例】

講師・生徒の良好な信頼関係を築くために、以下の対策をおすすめします。

• 自宅教室・ワークショップの運営開始前に、ご友人などにモニターを依頼し、レッスンを実施してみる
• 他教室・ワークショップに参加し、運営方法・レッスン方法を学ぶ　など

 

自宅教室・ワークショップは、レッスン室の雰囲気づくりも大切です。こちらの記事で、インテリアコーディネートのコツを確認できます。

▷関連コラム：狭いサロンの内装をおしゃれなデザインにする方法｜自宅サロンは5畳〜6畳で開業可能。収納の工夫など解説

レッスン規約が不十分

レッスン規約によって以下のような事項を明確にしないと、「各生徒の要望を受け入れすぎて運営を続けるのが苦しくなる」「生徒ごとに対応の差が出てクレームにつながる」といった失敗につながる場合があります。

• 問い合わせ方法
• 入会条件
• レッスン条件（対応時間・日数など）
• レッスン代納入方法
• 退会条件、退会勧告　など

【レッスン規約に関する失敗例】

インターネット上で公開されているさまざまな教室・ワークショップのレッスン規約を確認し、過不足のないレッスン規約を作成しましょう。

レッスン規約の内容に不安をお持ちの場合は、行政書士などの専門家に相談する方法もあります。

ご家族の生活へ影響（トイレ共有など）

自宅教室・ワークショップ運営では以下のような場所をご家族・生徒が共有するケースが多く、「感染症・衛生面が気になる」などでご家族から十分な理解が得られない場合があります。

• トイレ
• 玄関
• 洗面所
• 外構（看板を出す場合）　など

【ご家族の生活への影響に関する失敗例】

感染症対策については、厚生労働省・自治体などが公表している「感染症ガイドライン」を参考にして対策してください。

またご家族が安心して普段通りの生活を続けられるように、以下のようなリフォームでスペースを区切ることも検討するのがおすすめです。

• トイレ・洗面所・玄関などを増設
• レッスン室とご家族のプライベート空間を明確に区切れる間取りに変更
• ご家族・生徒が室内で会うことのないよう、間仕切り設置　など

 

ご家族のプライベートな空間を隠す方法を、こちらの記事で確認できます。

▷関連コラム：自宅サロンはキッチンを隠す、玄関・トイレも整える｜生活感のないおしゃれな内装を完成させる方法

 

埼玉で自宅教室・ワークショップ運営のためのリフォームを検討中の方は、「najam（ナジャム）」にお問い合わせください。

部分リフォームから大規模なリフォームまで、ご予算・ご希望を丁寧に伺って最適なプランを提案いたします。

 

自宅教室・ワークショップ運営でよく発生する失敗の具体例、解決策を解説してきました。

自宅教室・ワークショップ運営では紹介してきたような失敗のほか、運営継続が難しくなるトラブルが発生する可能性もあるため、次に確認しましょう。

自宅教室・ワークショップ運営のよくあるトラブルの原因と解決策

自宅教室・ワークショップ運営でよくあるトラブルは以下のとおりで、運営前のトラブル予防を万全にする必要があります。

• 個人情報漏えい
• 盗難
• 騒音・路上駐車など周辺住民への迷惑

個人情報漏洩

自宅教室・ワークショップ運営で以下のような個人情報漏洩トラブルが発生すると、社会的信用を失って教室運営が難しくなります。

• ご自身・ご家族の個人情報が生徒へ漏洩
• 生徒間で個人情報が漏洩
• 生徒の個人情報がご家族に漏洩

• PC・USBなどに保存した個人情報にパスワード設定＆暗号化を実施
• レッスン室にご自身・ご家族・生徒の個人情報がわかる書類などを置かない
• ご自宅内であっても、生徒の個人情報は鍵のある金庫などに保管
• ご自身のスマホに画面ロック機能を設定
• SNSにレッスンの様子などを投稿する場合、生徒の映り込みなどに問題がないかを事前に確認
• SNSの個人アカウントでも、ご自身・ご家族・生徒の情報を投稿しないように注意　など

盗難

自宅教室・ワークショップで、金品の盗難が発生する例も少なくありません。

また、レッスン道具の取り違えなど、意図しない物品紛失トラブルの発生も想定できます。

自宅教室・ワークショップのレッスン前に、ご自身・ご家族・生徒それぞれの金品・物品は自身の責任で管理するよう、注意喚起をしましょう。

 

埼玉でご自宅の空きスペースを活用した教室・ワークショップ運営を検討中の方は、「najam（ナジャム）」にお問い合わせください。

多くの方が出入りするようになるご自宅で、ご家族が安心して暮らせるリフォームプランを提案いたします。

 

騒音・路上駐車など周辺住民への迷惑

自宅教室・ワークショップ運営の影響で、「路上での話し声」「路上駐車」「レッスン時に発生する音」などが周辺住民の迷惑になり、人間関係のトラブルが発生する可能性も考慮する必要があります。

また、可能であれば事前に周辺住民に自宅教室・ワークショップ運営を開始することを伝え、トラブル発生時にはすぐに知らせてもらえるようにコミュニケーションを取っておくことも大切です。

 

マンションでの自宅教室・ワークショップ運営を検討中の方は、こちらの記事で注意点を確認できます。

▷関連コラム：自宅マンションで開業するサロン内装｜おしゃれな部屋づくり、プライベートスペースとサロンの上手な仕切り方

 

自宅教室・ワークショップ運営のよくある失敗・トラブルの具体例、解決策を紹介してきました。

どれも、長く良好な自宅教室・ワークショップ運営をしていくために重要な項目です。

自宅教室・ワークショップ運営の成功によって理想のライフスタイルが実現する未来に向けて、丁寧に失敗・トラブルを避ける対策を実施していただけると幸いです。

自宅教室・ワークショップのメリット・デメリット

ここで、「教室・ワークショップは自宅以外で運営するほうがいいのかもしれない」と不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自宅教室・ワークショップのメリット・デメリットを紹介するので、運営場所を検討する際の参考にしていただけると幸いです。

メリット

自宅教室・ワークショップのメリットは以下のとおりです。

• 費用を抑えて教室・ワークショップを開始できる
• 通勤に時間を取られないため、余裕を持って準備・片付けができる
• 育児・介護などご家族の状況に合わせて日時を調整して運営しやすい
• 住所を非公開とし、慣れ親しんだメンバーで運営が可能　など

デメリット

自宅教室・ワークショップのデメリットは以下のとおりです。

• 日常生活・レッスンのための時間を区切りづらい
• ご自宅に不特定多数の生徒が出入りすることに、家族全員の理解を得られないケースがある
• 不特定多数の生徒にご自宅の間取りなどを把握される
• 交通の便が悪いなど、立地によって生徒の集客が難しいケースがある　など

ご家族・周辺住民への影響に大きな不安がある場合は、自宅以外での教室・ワークショップ運営を検討する方法もあります。

• 運営日数が多い
• 参加人数が多い
• リピーターが少ないジャンル
• 大型の材料、薬品などを取り扱う　など

次に自宅で運営しやすい教室・ワークショップ例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

自宅で運営しやすい教室・ワークショップ例

自宅で運営しやすい教室・ワークショップ例は、以下のとおりです。

• ハンドメイド系：生徒が材料を持ち帰って作業できるため、省スペース・指定時間でのレッスンが可能
• 音楽系：楽器・防音設備を生徒全員が共有できるため、初期投資の回収計画をたてやすい
• 知識レクチャー系：特別な資格が必要ないジャンルが多数あり、人数・時間を制限しやすい点も魅力
• アクティビティ系：「少人数」「女性限定」などの条件を設定しやすい

レッスン内容によっては専門資格・専門設備などが必要な場合もあるため、教室・ワークショップ関連の法令・制度がある場合は前もって調べておくことをおすすめします。

自宅教室・ワークショップ運営開始までの流れ・費用目安

最後に、自宅教室・ワークショップ運営開始までの流れ・費用目安も、一緒に確認しましょう。

自宅教室・ワークショップ運営開始までの流れ

自宅教室・ワークショップ運営開始までの大まかな流れは、以下のとおりです。

【流れ】

• レッスン内容を決め、関連法令等を調べる
• 同ジャンルの教室・ワークショップの運営状況を調査

↓

• 資金計画
• 運営開始日を決める

↓

届け出などが必要な場合は実施

↓

• リフォームなどレッスン室の整備
• 生徒受入準備、
• 集客計画、
• レッスン規約作成

↓

集客実施

↓

自宅教室・ワークショップ運営開始

 

特に届け出などが必要なジャンルの教室・ワークショップを運営する場合は、計画的に行動する必要があります。

自宅教室・ワークショップ運営開始までの費用目安

自宅教室・ワークショップ運営開始までに必要な費用の項目・費用目安は、以下のとおりです。

費用の項目	費用目安
資格取得、申請などの費用	数万円〜数十万円
リフォーム	10〜100万円前後
レッスンに必要な家具	数万円〜30万円前後
ブログ作成	1万円前後〜
インターネット上に広告出稿	数万円/月〜
チラシ配布	数万円〜10万円前後

 

上記費用は目安であり、大きく変動する可能性があります。

また、自宅教室・ワークショップのジャンルによって、ほかにも費用が発生する可能性があります。

 

埼玉で自宅教室・ワークショップを始めるにあたってをリフォームを検討中の方は、「najam（ナジャム）」にお問い合わせください。

予算・ご希望に応じて、最適なプランを提案いたします。

 

まとめ

自宅教室・ワークショップ運営を検討するにあたって、前もって知っておくべき失敗・トラブルの具体例、解決策などを紹介してきました。

自宅教室・ワークショップ運営を開始するまでには不安を感じる場面もあることと思いますが、今回の情報を参考にしてスムーズに準備を進めていただけると幸いです。