インテリアコーディネート初心者のための基本ルール|センスのいい部屋を作るレイアウト・配色のコツ
リノベーションや新築時に、初めてインテリアコーディネートに挑戦する方にとって、おしゃれで居心地の良い空間作りのために知っておくべき基本ルールがあります。
家具の配置・色の選び方・空間のバランスなど、ルールに従ってデザインを組み立てることで、センスのあるインテリアコーディネートはどなたにも可能です。。
今回は数々のインテリアコーディネートを手掛け、リノベーションのプロである埼玉県の工務店「najam(ナジャム)」が、インテリアコーディネイトに関する基本ルールを詳しく解説します。
●インテリアの主な4つのスタイル
●レイアウトと配置のコツ
●インテリアの配色の法則
目次
センスがいい人の部屋の特徴とインテリア基本ルール
最初に、インテリアの基本ルールを解説します。
センスがいいインテリアのポイントとは?
センスが良い部屋には以下のような特徴があり、統一感・バランスが取れた空間となっています。
- 家具や小物の配置に規則性がある
- 配色が法則に従い統一されている
- 装飾がシンプルにまとめられている
インテリアの基本ルールは「スタイル」「配置」「配色」
初めてのインテリアコーディネイトを成功させるためには、「スタイル」「配置」「配色」の3つの要素を統一することが重要です。
項目 | 概要 |
---|---|
スタイル | 主なスタイルは「アジアン・ナチュラルモダン・カジュアル」の4つ |
配置 | 家具の配置は動線を意識し、窓からの光や視線の向きを考慮して配置するとバランスが取れる |
配色 | 2〜3色に絞り同系色や対照的な色をうまく使うことで、インテリアにまとまりが生まれる。 |
こうした基本ルールを押さえるだけで、デザインが苦手な方でもセンスの良い空間作りが可能です。
najam(ナジャム)は、リノベーションご依頼時にインテリアコーディネートを無料でご相談いただける工務店です。
najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
インテリアコーディネートで最初に決めるべき「スタイル」の具体例
前述したとおり、インテリアコーディネートをする際には、はじめに「スタイル」を決めるのが基本ルールです。
代表的なスタイルの特徴を確認しましょう。
- アジアン
- ナチュラル
- モダン
- カジュアル
エキゾチックなアジアンスタイル
「アジアン」は、異国情緒とリラックス感を兼ね備えたインテリアスタイルです。
ダークウッドやラタンなどの自然素材の家具に、深みのある赤やブルーのクッションなどでエキゾチックな雰囲気を演出します。
間接照明を使い、温かみのある光で落ち着きを加え、観葉植物や民族調の装飾品を配置するとさらに魅力が増します。
低めの家具を選ぶことで、リゾートのようなリラックス空間を作りたい方に最適です。
アジアンテイストのインテリアコーディネートについては、こちらの記事でご紹介しています。
▷関連コラム:【アジアンテイストな部屋】コーディネイト10のコツを部位別に解説
優しい雰囲気のナチュラルスタイル
「ナチュラル」は、木材やリネンなどの自然素材を活かした温かみのあるスタイルです。
明るいベージュやグリーン、ホワイトなどの穏やかな色合いを基調に、シンプルな家具と植物を組み合わせることでリラックスできる空間を作ります。
照明には柔らかな光を取り入れ、居心地の良い雰囲気を引き立てます。
自然と調和するスタイルなので、癒しを求める人や、自然に近い生活を送りたい人に人気です。
スタイリッシュなモダンスタイル
「モダン」は、シンプルかつ洗練された印象を与えるスタイルです。
特徴は直線的なデザイン・モノトーンの配色・機能性を重視した家具です。
黒やグレー、白などの落ち着いた色合いをベースにした無駄のないデザインが多く採用されるため、都会的でクールな空間になります。
また、間接照明を使うと空間全体に陰影が生まれ、さらにスタイリッシュな雰囲気が引き立ちます。
おしゃれなカジュアルスタイル
「カジュアル」は、親しみやすくリラックスできる空間を作るスタイルです。
ナチュラルは決まりきった形にとらわれず、自由な発想で家具や装飾を配置できる点が特徴です。
柔らかなファブリックや明るい色合いを取り入れた家具が人気で、特にソファやラグなどのアイテムは、肌触りや心地よさを重視します。
自由なレイアウトができるため、少し個性的なアプローチで部屋にアクセントを加えたい方におすすめです。
インテリアコーディネートに役立つ家具の配置ルール
家具配置の主なルールは、以下4つです。
- 動線を考えた家具の配置:通路を妨げないように家具を配置
- 大きなサイズの家具から配置を決める:ソファ・テーブルなどの大型家具から配置を決めると、コンパクトな家電・小物の位置も自然に決まる
- 家具の高さで配置に工夫する:部屋の手前に背の高い家具・奥に背の低い家具を配置すると、視線が止まらないため部屋を広く感じる
- 空間の3分の2を空ける:余白も、デザインの重要なポイント
こちらの記事で、コンパクトな空間を広く見せる・広く使う方法を確認できます。
▷関連コラム:狭いサロンの内装をおしゃれなデザインにする方法|自宅サロンは5畳〜6畳で開業可能。収納の工夫など解説
意外と簡単なルールですよね。
さらに、以下のような要素をくわえることで、インテリアコーディネートのデザイン性がワンランクアップします。
- フォーカルポイント※を作る:大きなアート・観葉植物・アクセントクロス・雑貨など
- 見せる収納・隠す収納を分ける:見せる収納はオープンシェルフなど、隠す収納はキャビネットなど。使い分けて物を収納する。
- 飾るものに規則性をもたせる:高さをそろえて飾る、三角形に飾る、大→小の順に並べる など
※『フォーカルポイント」とは、自然に目をひきつけられる場所のことです。
色のバランスが簡単に整う「配色比率」のルール
「配色比率」とはデザインの世界で普遍的に活用されているルールです。
ますはインテリアコーディネートに使いたい好みの1〜2色を決め、以下の比率で空間に取り入れます。
比率 | 配色部位 |
---|---|
ベースカラー:70% | 床・壁・天井など面積の大き部位所に配色 |
メインカラー:25% | 建具(戸・窓)・大型家具など目に入りやすい部位に配置 |
アクセントカラー:5% | ベースカラー・アクセントカラーの反対色を選び、分散orある程度まとめて配置 |
(例)アジアンスタイルの場合
- ベースカラー:ダークブラウン
- メインカラー:深いレッドやオレンジ(テラコッタ)
- アクセントカラー:オリーブグリーンやアイボリー
また、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー濃淡だけを変化させる「トーンオントーン配色」という手法もあり、クラシック・アンティークな深みのある空間を演出したい場合に活用できます。
リノベーション時の具体的なインテリアコーディネート方法を、下記の記事で確認できます。
▷関連コラム:リフォームでおしゃれなインテリアコーディネートをする方法|インテリアコーディネーターへの依頼方法も解説
埼玉でおしゃれなリノベーションをご希望の方は、「najam(ナジャム)」にお問い合わせください。
インテリアコーディネートを無料でご依頼いただけます。
najam(ナジャム)には、創業から58年間、リノベーション・リフォームを施工している実績があります。
お住まいにとって最適なリノベーション内容をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
おしゃれでセンスのいいインテリアコーディネートを完成させるためには、「スタイル」「配置」「配色」の基本ルールを押さえることが大切です。
今回紹介した情報を参考に、大好きなデザインのご自宅で楽しい暮らしを送るためのリノベーションを検討していただけると幸いです。